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10人の横浜FCは4試合ぶりゼロ封で3試合連続ドロー、岡山は10戦無敗に

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[10.25 J2第38節 横浜FC0-0岡山 味フィ西]

 J2は25日、各地で第38節を行い、16位の横浜FCは12位のファジアーノ岡山と対戦した。試合は0-0のスコアレスドローで終わり、両チーム勝ち点1を分け合った。

 両チームとも、前節からの先発変更は一人。3戦未勝利の横浜FCは、FW三浦知良に代わり、FW野村直輝がスタメン入り。カズは5試合ぶりにベンチ外となっている。一方、9試合負けなしの岡山はMF渡邊一仁に代わり、MF島田譲が先発に名を連ねている。
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 前半、向かい風の横浜FCは最前線のFW大久保哲哉にロングボールを集める。前半10分、12分とPA内までボールを運んだが、10分のヘッドは枠外へ、12分はシュートを打てずにボールが流れた。岡山も12分に右サイドからMF加地亮が入れたクロスに、FW伊藤大介が飛び込み合わせたが、DFにブロックされる。直後のCKからDF近藤徹志がクロスバー直撃のヘッドを放ったが、直前のファウルを取られて横浜FCにFKが与えられた。

 前半18分には横浜FCに決定機が訪れる。左サイドからの折り返しが中央に通り、MF松下年宏に渡ったが、松下の左足シュートはGK中村洋次に抑えられた。24分に岡山も高い位置でボールを奪うと、MF矢島真也のクロスからMF田所諒が左足ボレーでゴールを狙うが、左サイドネットに外れる。横浜FCは35分にも高い位置までボールを運び、2度ゴール前にクロスを入れたが合わせる選手がいない。

 39分、横浜FCは中盤でMF佐藤謙介がボールを奪い、そのまま前方へ攻め込もうとするがファウルで倒される。これで得たFKを松下が直接狙ったが、枠を捉えられなかった。前半アディショナルタイムには、PA内で岡山の矢島が倒されるが主審は笛を吹かずに0-0で前半は終了した。

 後半4分、岡山はFW押谷祐樹がロングボールを受けてPA内でシュートを放つが枠外へ。横浜FCも5分に左サイドからMF小池純輝がサイドチェンジ。ボールを受けた松下の落としから寺田がゴールを狙ったが、こちらも枠を捉えられなかった。同11分には横浜FCのDFパク・テホンがロングボールの処理をミス。押谷がボールを奪ってシュートするもののクロスバーを越えて行った。

 後半21分に、横浜FCはMF野村直輝を下げてMF安英学を投入する。後半23分には右サイドから寺田が入れたクロスをPA内で大久保がヘッドで合わせてゴールネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められない。24分にはFKからゴール前でDFパク・テホンが合わせたが、枠を外れて行く。岡山も25分に伊藤を下げて、MF渡邊一仁を投入した。

 横浜FCは32分に寺田が中盤でボールを奪われ、カウンターを受ける。戻った佐藤がカバーに入ったが後方からのタックルで2枚目のイエローカードを受けて退場となった。岡山は38分に田所を下げ、MF黄辰成をピッチに送り込む。岡山は何度か押谷がゴールに迫るが横浜FCもギリギリのところで対応して得点を許さない。43分に岡山は最後の交代枠で押谷を下げて、FW久保裕一を投入した。この直後のロングスローの場面、岡山は矢島が倒されてPAのすぐ外でFKを得る。黄辰成が直接狙うが壁に当たり、こぼれ球を拾った加地のシュートも大きく枠を外れた。

 アディショナルタイムに岡山は岩政を最前線にパワープレーに出る。こぼれ球を拾った矢島がPAのライン上で倒されたが判定はPA外でFKとなる。このFKを再び黄辰成が直接狙ったがボールはクロスバーに嫌われた。このまま試合は0-0で終了している。

(取材・文 河合拓)

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