beacon

ハイレベル自動昇格争い、福岡今季初の4連勝で磐田を2差追走

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.25 J2第38節 徳島0-3福岡 鳴門大塚]

 3位のアビスパ福岡は敵地で徳島ヴォルティスに3-0で快勝。勝ち点2差で追うジュビロ磐田も勝利したため、順位の変動はなかったが、今季初の4連勝で勝ち点は70。プレーオフ進出圏内となる6位以上を確定させた。

 負ける気配が全くない。福岡は前半26分、MF鈴木惇の負傷交代によって入っていたMF中原秀人の粘りからFW金森健志が中央を突破。GK長谷川徹の股を抜くシュートを蹴り込み、先制に成功する。

 追加点は前半31分、MF城後寿が右サイドからクロス。左サイドまで流れるが、金森が強烈シュートで折り返すと、GKの弾いたボールに詰めたMF中村北斗が押し込み、リードを広げた。

 後半に入っても主導権を握りながらゲームを進めた福岡。ダメ押し点はなかなか奪えずにいたが、終了間際の後半44分、DF堤俊輔のFKからのロングボールをFWウェリントンが頭で落とす。これを城後が2試合連続となるゴールで押し込み、快勝劇を締めくくった。

 前節の栃木戦は4得点を奪いながらも、2失点。天皇杯の町田戦に続いて、守備陣が安定感を欠いてしまった。その守備陣を立て直しての完封劇。井原正巳監督は「しっかりと耐える時間は耐えて、辛抱強く戦えたのでこういう結果になった」と選手たちの健闘を称える。先制点を決めた金森は「ジュビロを追いかけるしかない。首位の大宮も巻き込んで、自動昇格を目指したい」と力強く話した。

 徳島は2戦ぶりの敗戦。前半19分にMFキム・ジョンミンのクロスを合わせたMF衛藤裕のシュートがポストを叩くなど、チャンスを生かしきれなかったことが、結果に響いた。残り4試合でプレーオフ圏内の東京ヴェルディとの勝ち点差は8差。J1復帰への道は非常に厳しくなってしまった。


●[J2]第38節1日目 スコア速報

TOP