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FIFAへの送金は「過ち」だったが…ベッケンバウアー氏、06年W杯買収を否定

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 2006年ワールドカップ(W杯)の大会組織委員会のトップを務めたフランツ・ベッケンバウアー氏は26日、声明を出し、招致買収の不正はなかったと強調した。

 ドイツ『シュピーゲル』の報道で、招致活動において買収工作があったとの疑惑が浮上したドイツW杯。ドイツサッカー連盟(DFB)のボルフガング・ニールスバッハ会長は先日、会見で買収工作を否定し、W杯組織委員会からFIFAに支払われた670万ユーロについては、W杯開催助成金の1億7000万ユーロの手付金だと釈明した。

 ベッケンバウアー氏は声明で、「FIFAから助成金を得るために、FIFA財務委員会の提案を受け入れてしまった。今考えると、受け入れるべきでなかった。その過ちに関しては当時の組織委員会の会長を務めた私が責任を持つ」とコメント。670万ユーロを支払ったことが「過ち」としつつ、「W杯招致のための投票買収はなかった」と不正を否定している。

 だが、1億7000万ユーロの助成金を得るために670万ユーロの手付金を支払うという説明に対する疑問に、ニールスバッハ会長は「私にも明確ではない」と述べており、さらにはFIFAも助成金の手付金を求めることはないと主張している。
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