beacon

[DFB杯]中2日3連戦もなんの!7発大勝のドルト、香川も左足ループでゴール

このエントリーをはてなブックマークに追加

[10.28 DFBポカール2回戦 ドルトムント7-1パダーボルン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は28日、2回戦2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでパダーボルン(2部)と対戦し、7-1で大勝した。香川は公式戦5試合連続の先発出場。中2日の3連戦となったが、後半18分までプレーし、2-1の前半43分に追加点を決めるなど、チームの16強入りに貢献した。

 まさかのミスから先制を許した。前半21分、ドルトムントはGKロマン・ビュルキからパスを受けたMFイルカイ・ギュンドアンがプレッシャーを受け、ワンタッチでビュルキに戻す。ビュルキもパダーボルンFWスルジャン・ラキッチに詰められ、切り返してかわそうとしたところでラキッチが左足を伸ばしてボールをカットし、ゴールに押し込んだ。

 今月13日に元ドイツ代表MFのシュテファン・エッフェンベルク新監督が就任したばかりのパダーボルンに先制されたドルトムント。前半23分、香川のシュートはクロスバーを直撃したが、直後の25分、MFゴンサロ・カストロの絶妙なスルーパスに抜け出したFWアドリアン・ラモスがGKもかわして左足で無人のゴールに流し込み、1-1の同点に追いついた。

 さらに前半30分、相手PA手前で浮き球をラモスが落とし、これに反応したカストロが右足ボレーで叩き込む勝ち越しゴール。2-1と逆転に成功すると、前半43分には香川が左サイドからドリブルで中に切れ込み、カストロとワンツーを狙う。カストロのワンタッチのヒールパスを受けた香川はPA内に進入。縦に仕掛けてDFをかわし、角度のない位置から左足でGKの頭上を越す鮮やかなループシュートでゴールネットを揺らした。

 香川のゴールは9月20日のブンデスリーガ第5節レバークーゼン戦(3-0)以来、公式戦8試合ぶり(出場試合では公式戦7試合ぶり)。22日のELガバラ戦(3-1)、25日のアウクスブルク戦(5-1)に続く中2日の3連戦という過密日程の中、38日ぶりのゴールで3-1とリードを広げた。

 ドルトムントは後半10分、DFマティアス・ギンターが獲得したPKをギュンドガンが冷静に決め、4-1。同13分にもギュンドガンのスルーパスからカストロがこの日2得点目を奪い、5-1と試合を決定づけた。後半18分には香川とギンダーを下げ、MFアドナン・ヤヌザイとDFウカシュ・ピシュチェクを投入。後半42分、MFヘンリク・ムヒタリアンの折り返しをピシュチェクが押し込むと、同44分にはピシュチェクのクロスからムヒタリアンが決め、ダメを押した。

 終わってみれば、今季公式戦最多タイとなる大量7ゴールで16強入り。なお、3回戦の組み合わせ抽選会は11月1日に行われる。

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2015-16特集

TOP