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独紙評価:香川に求められる決定力 「序盤は絶望」、同点弾で「帳消し」

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 ドルトムントMF香川真司は、28日に行われたDFBポカール2回戦のパダーボルン戦に先発し、1ゴールを記録するなどして7-1の勝利に貢献した。ドイツメディアは、日本代表MFにまずまずの評価をつけている。

 7得点が決まったこの試合。特に目立ったのは、2ゴール2アシストのMFゴンサロ・カストロで、各メディアとも高い評価をつけている。『キッカー』『WAZ』『ルールナハリヒテン』のすべてで最高点の「1」がついた。

 それに続くのが、香川やFWアドリアン・ラモスだった。失点に直結するミスをしたGKロマン・ビュルキに対しては、各メディアとも厳しい評価となっている。

 『キッカー』は、香川に対してA・ラモスやムヒタリャンと同じ「2」の採点。『WAZ』では「2.5」と評価され、次のような寸評が記されている。

「序盤の彼のフィニッシュは、ドルトムントファンを絶望させた。相手ペナルティーエリア内でフリーになったときにためらいすぎて止められ、その数分後のシュートは弱く、(コースが)中央に寄りすぎた(15分)。ギュンドガンのパスが彼に通ったときも、シュートはクロスバーをかすめるだけだった(24分)」

「だが、3点目の場面で見せた相手GKクルーゼの上を越えるループシュートは見事だった(43分)。特に相手ボールのときは非常に長い距離を走っている。しかし、攻撃面のプレーは、最近のパフォーマンスに及ばなかった」

 『ルールナハリヒテン』も香川の評価は「2.5」。こちらでは、以下のように書かれた。

「日本人選手は失点の後ですぐに同点弾の好機を迎えたが、最高のポジション、パダーボルンGKクルーゼの甘い守備を生かせず、シュートはクロスバーに。ハーフタイム直前には3-1とするゴールを決めて、ミスを帳消しにした。香川はまた魔法をかけるようになった」

 最近の好パフォーマンスにより、周囲が香川に求めるプレーのレベルも高くなっているようだ。

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

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