beacon

鈴鹿ランポーレのシーズン終了の挨拶が話題…「選手の態度や暴言」 「ボールボーイへの罵声」 「まさに大惨事」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 東海社会人リーグのFC鈴鹿ランポーレが27日に公式サイトへ掲載した「2015シーズン終了のご挨拶」の内容が“斜め上”をいっていると話題を呼んでいる。

 三重県鈴鹿市を本拠地として、東海社会人リーグに所属し、JFLへの昇格を目指している。しかし、今季の三重県選手権ではヴィアティン三重に敗れると、全社及び天皇杯への出場を逃し、リーグ戦でも大一番を落とし制覇はならず。10月の全国社会人サッカー選手権大会でも結果を出すことはできずに、JFL昇格はならなかった。

 クラブは山岡竜二代表取締役の名で2014-15シーズン終了の挨拶文を発表。その内容が“斜め上”をいっていると、SNSなどで話題になっているのだ。

「来年度からのJFL昇格を信じ、多くのご声援を送っていただいた皆様、誠に申し訳ございませんでした」と今季の成績を振り返る文章が続くが、そこから赤裸々にクラブの内情が明かされている。

「ピッチ上での選手の態度や暴言、そして繰り返し受ける警告などは皆様に到底お見せできるものではなく、非礼この上ない事とお詫びを申し上げようもございません。中でもボールボーイへの罵声は、地域の子供たちの憧れでなければならないサッカー選手にとって絶対にあってはならないこととチーム、クラブ一同深く深く反省しております。ご迷惑をおかけした皆様には謹んでお詫び申し上げます」

「この一年を振り返ってみますと、旧体制からの移行に伴い、フロントスタッフやコーチの離脱。それに伴う下部組織、スクールの縮小、そして強化責任者の出馬と、波乱の船出となりました。結果、トップチームの補強スケジュールの欠如に伴う、選手補強の遅れと、まさに大惨事という状況で、三重県選手権を迎えてしまいました」

「その後、小澤監督の尽力により、多くの貴重な戦力を獲得することはできましたが、遅きに失する結果になってしまいましたのは、全て私を筆頭とするフロントの責任だと痛感しております」

「その他にも、チーム名称の商標権問題や試合の運営体制の不備、夏休みシーズンの練習場確保問題など、まだまだ解決できていないものも多くあります。その結果、サポーターの皆様、パートナー様への情報発信の遅れや各種ご案内の遅延等、多くのご迷惑をお掛けしてしまいました」

「さらにピッチ外でも、チーム関係者の不躾な態度や発言でパートナー様やサポーターの皆様に不快な思いをさせてしまったこともございました」

 これだけでなく、詳細を公表することができないような事案もあったようで、「この他にも、ここでお話することは出来ない数多くの問題や失敗がありました。チーム、クラブを代表し重ねて、深くお詫び申し上げます」としている。

 外に出すことも憚られるような内容まで、明らかにした鈴鹿ランポーレ。社長の挨拶文は「チームはすでに悲願のJFL昇格を果たすため、再出発しております。幸いにも来年のシーズンインまで、約5か月あります。今年の失敗を踏まえ、来年こそは万全の体制で開幕を迎えれるよう、チーム一丸となって夢の実現のために、皆様と共に歩んでいきたいと思っておりますので、引き続き温かいご支援、ご協力を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます」と結ばれている。

TOP