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先制弾ファン・ソッコは1年越しのG大阪退治「思いをぶつけた」

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[10.31 ナビスコ杯決勝 鹿島3-0G大阪 埼玉]

 1年越しのG大阪退治になった。今季より鹿島アントラーズでプレーするDFファン・ソッコは、昨年までサンフレッチェ広島に在籍。その広島は昨年のナビスコ杯決勝でガンバ大阪に敗れ、タイトルを逃していた。「思いをぶつけたいというのはあった」。韓国代表DFは会心の勝利に胸を張った。

 待望の先制点だった。前半から一方的に攻め込んだ鹿島だが、なかなかゴールを割れずにいた。迎えた後半15分、MF小笠原満男が左サイドから蹴ったCKにファン・ソッコが猛然と走り込む。「自分のマークは岩下(敬輔)選手だったが、上手く外せて、あとは頭に当てるだけだった」。均衡を破る得点は、チームに更なる勢いを与えるゴールになった。

 昨年も進んだ決勝戦。在籍した広島は2点を先行しながら、FWパトリックに2ゴールを許すなどして、逆転負けを喫した。さらにファン・ソッコは出場することなく、ベンチで敗戦を見届けていた。「今週一週間、宇佐美、パトリックに対してどう対応するかを常に考えながら練習していた」。完璧なまでのリベンジ成功。「G大阪をゼロに抑えることを意識して90分間戦った。きっちり抑えれたことが勝利に繋がった」と誇らしげだった。

(取材・文 児玉幸洋)

●ナビスコ杯2015特設ページ

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