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[選手権予選]県4強普天間、巨人ドラフト3位の“親友超え”

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[11.3 全国高校選手権沖縄県予選準決勝 那覇西高4-1普天間高 沖縄県陸]

 今大会は1回戦から登場、完全ノーシードで4強まで勝ち上がってきた普天間高の挑戦が終わった。

 強豪・那覇西高相手に一矢報いた。前半30分、中央を浮き球で繋ぐと、FW西俣昂が左足ダイレクトでゴール右隅に流し込む。自力に勝る那覇西に逆転負けを喫したが、前評判を覆す快進撃にスタンドの応援団も拍手で健闘を称えていた。

 親友とのエール交換が西俣の刺激になっていた。普天間高からは今年、プロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツのドラフト3位に與那原大剛投手が指名された。1年生の時のクラスメートで、今でも仲がいいという2人。與那原はこの日、メディカルチェックのために上京しており、応援に駆け付けることは出来なかったが、「4強に進んだときに連絡しました。野球部は夏の予選で8強止まりだったので、自慢しました」(西俣)。與那原からは全国大会に行くようにと言われたという。

 卒業後は全く違う道を進むことになるが、西俣は「違うステージに行っちゃいますけど、本当に頑張ってほしいです」と、親友に夢の続きを託していた。

(取材・文 児玉幸洋)
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