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長友のクロスに飛び込むのは酒井宏!? ハリル「それができるんじゃないかと」

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 日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督は12日に行われるシンガポール戦、そして17日に行われるカンボジア戦で“センタリング”がゴールを奪う上で一つの「カギ」になると考えている。

 ロシアW杯アジア2次予選のアウェー2連戦に臨む日本代表メンバーを発表したハリルホジッチ監督は、SBに期待することを話した。DF酒井宏樹に対して「この2試合ではセンタリングが必要になってくるので彼の存在は重要」と話すと、DF藤春廣輝には「左サイドの駆け上がり、それからセンタリングに期待しています」と両者ともに“センタリング”への期待を寄せている。

 相手が引いてくることが予想される中、サイドからの“センタリング”を重要視しており、指揮官の頭の中には一つの形がイメージとして浮かんでいるようだ。それが、8月に行われたシンガポールとカタールの親善試合で記録された1点目。カタールの左SBの選手がサイドを深くえぐって送ったマイナスのグラウンダーのクロスを、逆サイドからPA内まで走り込んだ右SBの選手が決めた場面である。

「誰が点を取るかというと、FWだけではありません。カタールが点を決めたように、左SBがセンタリングをして右SBが決めるということはあり得ます。我々もそれをやろうじゃないか、我々にもそれができのではないかと思っています」

 SBにはクロスの供給役だけでなく、フィニッシャーとしての役割も求めているようだ。左サイドを駆け上がったDF長友佑都が送ったクロスを、逆サイドから走り込んだ酒井宏が決める――。そんな得点シーンが生まれるのかもしれない。

(取材・文 折戸岳彦)

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