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[MOM1574]高川学園MF伊石祐也(2年)_全治6か月の重傷乗り越えた2年生アタッカー

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.7 全国高校選手権山口県予選3回戦 高川学園高 3-2 下関中央工高 県立おのだサッカー交流公園]

「1対1での相手との距離感が良くなかったし、フェイントをかけるのが早くて、相手に読まれてしまった」。苦しんだ末の勝利に、高川学園高MF伊石祐也の表情は冴えなかった。それでも、寄せてくる相手の股を抜いてのドリブル突破や、周囲と連動してのパスワークなど、随所に持ち味を発揮。得点に直接絡むことはなかったものの、攻撃の中心の1人として存在感を発揮した。

 昨年度の入学当初からレギュラーを張り、聖光高との選手権予選決勝、さらに全国1回戦の都市大塩尻高(長野)でも得点を決めるなど、大事な舞台で結果を残してきた。2年生になった今年度は、これまで以上の活躍が期待されていたが、3月末の大学チームとの練習試合で左ヒザの内側側副靭帯を断裂。全治6か月の重傷で、長期の戦線離脱を余儀なくされた。

 リハビリ生活の間、総体予選決勝で敗れるなど苦戦を強いられたチームを外から見て、「自分がピッチに立って、チームを助けなければいけない」という思いを強くしたという。復帰したのは9月末で、「半年間プレーしていなかったので、まだ感覚が戻っていない」と語るように、この日も後半19分で退いたが、「試合をしながら戻していきたい」と完全復活に意欲を燃やす。

 同じ左サイドでプレーするチェルシーのエデン・アザールや、バルセロナのネイマールのプレーを見てイメージをふくらませ、勝利への貢献を誓う。「立ち上がりのチャンスを決めないと、今日のように苦しくなるので、責任や自覚を持って決めなければいけない。去年以上に周りから評価される選手になりたいし、みんなから『この人すごいな』と思われる選手になりたい」。ケガを乗り越えた2年生アタッカーは、再び全国の舞台で輝くべく、まずは山口を勝ち抜く決意を新たにしている。

(取材・文 石倉利英)
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