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ハリルJ初選出の林が仏語で挨拶、ハリル「槙野は日本語すら…」

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 円陣から選手の笑顔が漏れた。日本代表の国内組11人が7日夜に集合。8日午前に千葉県内で練習を行い、約30分間のランニングで汗を流した。練習前にはグラウンドの中央で選手、スタッフを含めたチーム全員が輪になった。

 バヒド・ハリルホジッチ監督は12日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦、17日の同カンボジア戦に向け、「この2連戦もいい試合をして、いい結果で年内を終えたい」と、選手の前で語り、年内ラスト2試合となるアウェー連戦を2連勝で締めくくる決意を口にした。

 円陣ではハリルジャパン初招集のGK林彰洋(鳥栖)、FW金崎夢生(鹿島)も挨拶したが、10~12年にベルギー3部シャルルロワでプレーした林は「昔は結構しゃべっていた」というフランス語を披露。これにはハリルホジッチ監督も「唯一、フランス語をしゃべれる選手だ」と驚いたようで、「彼(林)は少しフランス語が分かるが、槙野は日本語すらできてない」と、DF槙野智章(浦和)をイジり、選手たちを笑わせていた。

 昨年9月以来の代表復帰となった林だが、まだ国際Aマッチで出場歴はない。「そこまでしゃべれるわけではないから、もう一回思い出さないと」というフランス語でまずは“アピール”に成功したが、「しっかり自分のプレーをやっていくしかない。自分の身長を含めてハイボールには自信があるし、積極性を見せたい」と、次はプレーでのアピールを誓った。

(取材・文 西山紘平)

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