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“クラシコ”直前、レアルが負けた…セビージャに今季初黒星を喫して首位陥落

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[11.8 リーガ・エスパニョーラ第11節 セビージャ 3-2 R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは8日、第11節を行い、セビージャのホームに乗り込んだ無敗で首位に立つレアル・マドリーが2-3で敗れた。今季初黒星を喫したレアルは首位陥落。次節、首位に浮上したバルセロナとのクラシコを迎える。

 10月17日に行われたリーガ第8節レバンテ戦で負傷したFWガレス・ベイルが3試合ぶりに復帰したレアルが、前半11分に決定機を創出する。MFトニ・クロースの蹴り出したCKの流れからDFナチョ・フェルナンデスが左足の強烈なシュートでゴールを脅かしたが、ボールは惜しくもポストを叩いてネットを揺らすには至らなかった。

 しかし前半22分、レアルが鮮やかな一撃で先制に成功する。CKのチャンスを得ると、MFイスコが蹴り出したボールに反応したDFセルヒオ・ラモスが華麗なバイシクルでネットを揺らし、スコアを1-0とした。だが、着地の際に左肩を負傷したS・ラモスは同32分にDFラファエル・バランとの交代を余儀なくされてしまう。

 すると前半35分、セビージャがCKから同点ゴールを叩き込む。MFエフゲン・コノブリャンカがゴール前に送ったボールは誰も合わせることができずにファーサイドまで流れたが、素早く反応したFWチーロ・インモービレが角度のない位置から右足で蹴り込んで試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、後半16分にセビージャが勝ち越しに成功。鋭いドリブルで前線にボールを運んだコノブリャンカがインモービレとのワンツーでPA内に進入すると、ラストパスをMFエベル・バネガが蹴り込んでスコアを2-1とした。

 1点のビハインドを背負ったレアルは後半18分にイスコに代えてMFハメス・ロドリゲスを投入して反撃を試みる。しかしクロース、C・ロナウド、ベイル、MFルカ・モドリッチが次々とシュートを浴びせるがネットを揺らすには至らない。さらに同29分にはCKからMFカゼミーロが放った決定的なヘディングシュートがS・リコのビッグセーブに阻まれてしまう。

 すると後半29分、DFマリアーノが右サイドから送ったクロスを途中出場のFWフェルナンド・ジョレンテがヘッドで叩き込み、セビージャがリードを2点差に広げた。その後もセビージャに攻勢を掛けられたレアルは後半アディショナルタイムにJ・ロドリゲスのゴールで1点差に詰め寄ったものの、2-3で敗れて今季初黒星を喫した。


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