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「なかなか記憶にない」香川がヘディングで5年ぶりダービー弾

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[11.8 ブンデスリーガ第12節 ドルトムント3-2シャルケ]

 ブンデスリーガは8日、第12節を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでシャルケと対戦し、3-2で競り勝った。香川は前半30分にヘディングで先制点。チームはルールダービーを制し、4連勝を飾った。

「試合前は特別な雰囲気があった」というルールダービー。香川は「最初の20、30分は緊張感があって、ちょっと動きも固かった。堅い試合だったけど、だんだん良いプレーが増えて、ワンツーとか良い形で崩しているうちにリズムをつかめて、その流れで先制点が取れた」と、自身の先制点に至るまでの展開を振り返った。

 前半30分、ドルトムントは右サイドから崩し、DFマティアス・ギンターのクロスボールに香川が走り込んだ。DFと競り合いながらも頭に当て、先制点。9月20日のレバークーゼン戦(3-0)以来、7試合ぶりとなる今季3ゴール目は「なかなか記憶にない」というヘディングシュートだった。

「でも、きれいに決まったので。しっかりミートすることに集中していた」。ドルトムント加入1年目の10年9月19日、香川は自身初のルールダービーで2得点を決め、サポーターの心をつかんだ。それ以来、約5年ぶりとなるダービーでのゴール。「ダービーで点を取ったのは2試合目なので、自分の相性というよりは、チームのみんなでしっかり戦って、結果が欲しかった。そういう意味では本当に良かった」と、何よりもチームの勝利を喜んだ。

 香川の先制ヘッドから3分後に同点に追いつかれたドルトムントだが、前半43分にCKからギンターのヘディングシュートで勝ち越すと、後半立ち上がりの2分にはFWピエール・エメリク・オーバメヤンが追加点。その後、1点を返されたものの、3-2で逃げ切った。

「追いつかれたあとにセットプレーから2点目が取れて、膠着した中でああいうゴールはやっぱり大きかった」と、前半終了間際の勝ち越しゴールで試合を優位に運べたと語る香川。「苦しかったけど、勝てたことは良かった。結果を残せて良かったし、うれしかった」と笑顔を見せていた。

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