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[選手権予選]全国総体で主役級の活躍見せた東福岡の2年生MF藤川「チームのために戦いたい」

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[11.8 全国高校選手権福岡県予選準決勝 東福岡高 3-0 九州国際大付高 レベスタ]

 2連覇を果たした全国高校総体で主役級の活躍を見せて得点王にも輝いた東福岡高MF藤川虎太朗(2年)にとっては、初めて主力として臨む選手権だ。全国総体時と同じく、4-5-1システムのシャドーの位置でMF中村健人主将と並ぶ形で先発したこの日は後半29分まで69分間のプレー。だが、アビスパ福岡のホームスタジアムであるレベルファイブスタジアムでの試合に「観客も入るし、そこで自分の気持ちが上がりすぎて思うようなプレーができなかったのは反省」と首を振ったように、独特の雰囲気の中で、夏以降の課題としてきた運動量や持ち味の予測力を発揮しきれなかった。

 本人にとっては不満の内容となった。「ボールコントロールというのもあるんですけど、(夏から)フィジカル面でもっと走れるように目標もってやってきました。(復帰から間もなく)きょうは全然走れなかった。走れるようにしっかり準備していきたい」。それでも2列目で正確なパスワークに関わり、背後への飛び出しなどスペースづくりの部分や、相手のカウンター攻撃の起点を一発で潰すなど守備面でも役割を全う。そして、後半23分には右サイドでMF三宅海斗とワンツーを通して3点目のゴールを演出するなど九州国際大付高攻略に貢献した。

 全国準決勝でハットトリックを達成するなど、夏の大活躍によって、全国レベルの試合でチームの中心として躍動できること、試合を決めるプレーができることを証明した。「インターハイであれだけ自分というものを出せたので、もっと自信をもってサッカーをするべきかなと思っています」と自信を得て、その後のプレミアリーグでも全国総体の勢いそのままのプレー。だが、他の選手たち同様にフォアザチームの姿勢を貫く。「主役になりつつ、フォアザチーム、チームの為に働くというのがスローガン。今年はよりいっそう『チームのために』というのがあるので、チームのために戦いたい」と誓った。

 昨年の選手権全国大会は開幕戦でベンチ入りしたものの、出場機会はなく、その後ベンチ入りメンバーから外れた。だが、今年は主力として選手権を戦う。「インターハイを2連覇して、プレミアも2位でチャンピオンシップも狙える位置にいるし、選手権も出れるようにまずは決勝戦を大事に戦う。全国大会は去年3回戦で負けた分、借り返してまた全国で優勝したい」と力を込めた。

(取材・文 吉田太郎)
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