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インテルで復権果たした長友「サイドでいかに勝負していくか」

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 所属するインテルでここ4試合中3試合に先発フル出場を果たしているDF長友佑都が、12日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦に向けてサイド攻撃の重要性をあらためて強調した。

「相手は中を固めてくると思うので、サイドバックが幅を出すことが重要。サイドでいかに勝負していくか。カウンターにもケアしながら、うまくバランスを取りながらやりたい」

 この日の朝に見た映像では、シンガポールが6バックを敷いてくる可能性もあるという。「最初から引かれると崩すのは難しいが、引いた相手に対してどういうサッカーをするかは、まだ2次予選が続いていくことを考えても大事なこと。サイドチェンジも使いながら、サイドから速いボールを入れたい」と、崩しのイメージの一端を披露する。

 攻撃プランをピッチで具現化するための好材料がある。インテルで試合から遠ざかっていたときと比べ、コンディションが上がっているだろうと思われることだ。だが、そこは長友。「試合よりトレーニングのほうが追い込んでいたので、モチベーションもコンディションも変わっていない」。ビッグクラブで長年プレーしている選手ならではの言葉をサラリと口にした。

「でも、出たのはまだ3試合。次、ダメなら出られなくなるという危機感を持ってやっている。サイドバックは7人くらいいるので、勝負はまだ続いている」。厳しい状況を乗り越えた長友が、引いた相手に対する戦い方の解決法を示していく。

(取材・文 矢内由美子)

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