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久々先発で1G1Aも…謙遜の浦和DF橋本「たまたまです」

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[11.11 天皇杯4回戦 町田 1-7 浦和 熊谷陸]

 リーグ戦での先発出場は第1ステージ第3節広島戦の1試合のみ。公式戦での先発出場は、9月2日に行われたナビスコ杯準々決勝第1戦新潟戦以来、約2か月ぶりとなった。しかし、浦和レッズDF橋本和は久々の先発出場にも、「緊張もなくやれました」と充実の表情を見せた。

 3バックの左に入った橋本は最後方からの正確なサイドチェンジで攻撃のリズムを生み出すだけでなく、自らも左サイドを積極的に駆け上がって攻撃に厚みを加えた。そして、前半30分には大仕事をやってのける。MF高木俊幸が蹴り出したCKをヘディングで叩き込んで先制点をもたらした。

 チームに勢いをもたらす貴重な先制点となったが、橋本自身は冷静だ。「先制点が大事になると思っていました。チャンスはたくさんあったので、たまたま僕が点を取った感じです。良いボールが来たので、ヘディングしただけです」。前半32分には橋本が左サイドから送ったグラウンダーのクロスを李がスライディングで合わせて、チーム2点目が生まれた。だが、「2点目もたまたま僕が上げたクロスから入った感じです」と謙虚な姿勢は、アシストをしても変わらなかった。

 久し振りの先発出場で存在感を示し、1得点1アシストと結果を残した。しかし、背番号33は「チームとして7-1で勝てたのが1番です」とチームの勝利に勝るものはないと強調した。

(取材・文 折戸岳彦)
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