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福岡7連勝!11戦不敗で磐田、大宮にプレッシャー「自動昇格を信じて戦い抜きたい」

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[11.14 J2第41節 福岡1-0愛媛 レベスタ]

 3位のアビスパ福岡がホームで5位の愛媛FCに1-0で勝利し、勝ち点を79に伸ばした。7連勝の福岡の不敗は11戦となり、今季作ったシーズン不敗記録に並んだ。このあと、14時から横浜FCと対戦する磐田が敗れれば、順位が入れ替わることになる。勝てば自動昇格を決める首位大宮にもプレッシャーをかけた。

 序盤から福岡のエンジンは全開だった。前半10分、右サイドを突破したDF中村北斗のクロスをMF城後寿がヘディングで合わせる。しかしクロスバーを叩くと、跳ね返りを押し込んだFW酒井宣福の左足ボレーもクロスバーに弾かれてしまった。

 守備陣も集中した守りで愛媛にゴールを割らせない。前半23分にはFW近藤貴司に抜け出され、GKと1対1の場面を作られるが、GK中村航輔がしっかり止めて、先制点を与えなかった。

 すると前半35分に試合が動く。福岡は左サイドをオーバーラップしたMF中原秀人がクロスを上げると、逆サイドの中村まで届く。中村は落ち着いて右足を振り抜くと、ボールは豪快にゴールネットに突き刺さった。

 後半に入っても福岡の集中力は途切れない。23分にFW瀬沼優司にミドルレンジからシュートを許すが、中村が横っ飛びで弾きだし、難を逃れる。同35分にはゴール正面で愛媛にFKを与えるが、MF内田健太の強烈シュートは壁を直撃した。

 1-0で勝利した福岡は、J1自動昇格に望みをつないだ。井原正巳監督は「最後まで可能性を残すことが出来た。ラスト1戦、自動昇格を信じて、戦い抜きたい」と力を込めていた。

 勝てばプレーオフ進出を決めることが出来た愛媛だが、自力で決めることは出来なかった。今節で決めるためには、千葉(vs岡山)、長崎(vsC大阪)、東京V(vs金沢)のうち、2チームが引き分け以下に終わる必要がある。ただそれで決まらなくても、次節・最終節で行う徳島との「四国ダービー」に勝利すれば、自力で決めることができる。ホームで迎える大一番を確実にものにし、プレーオフへ向けた勢いを付けたい。


●[J2]第41節 スコア速報

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