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森岡の「イメージしていた」ゴールが決勝点! 神戸が12年ぶり準々決勝で浦和と対戦

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[11.14 天皇杯4回戦 神戸1-0横浜FM ノエスタ]

 天皇杯は14日、4回戦2日目を行った。ヴィッセル神戸はホームで横浜F・マリノスと対戦し、1-0で逃げ切った。勝利した神戸は2003年大会以来となる12年ぶりの準決勝進出となった。なお、神戸は12月26日に浦和レッズと対戦する。

 試合は横浜FMが立ち上がりから攻め込んだ。前半4分、カウンターからパスを受けたFWアデミウソンが左足シュートもGK徳重健太のセーブに遭う。同15分には右サイドのMF天野純の折り返しからGK徳重が弾いたボールをアデミウソンが左足で狙うも相手DFのブロックに阻まれた。

 なおも攻め込む横浜FM。前半28分、ハーフェーライン付近でパスを受けたMF齋藤学が得意のドリブルで一気にPA内に侵入し、右足を振り抜くもゴール右へ。同31分にはアデミウソンの落としをMF三門雄大が右足ミドル。GK徳重も届かなかったが、右ポストを叩き、いい時間帯に得点を奪うことができなかった。

 神戸も前半終了間際にチャンスを作る。左から斜めにカットインしたMF石津大介がMF森岡亮太とのパス交換から右足ミドルも枠を捉え切れない。同36分には右から森岡、FW渡邉千真とつないでポジションを上げていたMF前田凌佑が中央で反転から左足シュートもGK飯倉大樹に止められ、0-0で前半を折り返した。

 横浜FMは後半15分、天野の浮き球スルーパスにアデミウソンが相手DFを背負いながら右足ボレーもGK徳重に止められる。同19分には天野とMF藤本淳吾を下げて、MF中村俊輔とFW伊藤翔を投入し、さらに攻勢を強めた。しかし、開始からハイテンポで試合を進めてきたからか、疲れが見られ、2人の同時投入も生かしきれない。

 すると、神戸が試合の均衡を破った。後半30分、左サイドで石津からパスを受けた森岡が、斜めにゴール前へドリブル突破し、最後はDF中澤佑二をかわして右足一閃。ゴール右隅に突き刺し、前半は劣勢だったホーム神戸が先制に成功した。

 後半40分にFW矢島卓郎を投入した横浜FMは、ボールを矢島に集めて同点を狙う。同42分、伊藤の落としをPA右から矢島が右足シュートも右ポストを直撃。相手の一瞬の隙を突いたシュートだったが、決め切ることができなかった。試合はそのまま1-0で終了し、横浜FMは4回戦敗退となった。

 決勝点を挙げた森岡は試合後のインタビューで、「なかなか1-0で終わるという試合してこなかったので、自分の得点でそれができたんで良かったです。(シュートシーンは)イメージしていたので、それがいい形でゴールになったと思います。(中澤をかわした後、ボールが浮いたが)今日のピッチのおかげかなと思います」と、淡々と語っていた。

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