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[MOM1599]市立船橋MF工藤友暉(3年)_決勝で「流経キラー」さく裂、予選全試合ゴール

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.15 全国高校選手権千葉県予選決勝 流通経済大柏高 0-3 市立船橋高 柏の葉]

 最大のライバルである流通経済大柏高を苦しめたのは、やはりMF工藤友暉だった。市立船橋高は前半12分に左サイドを縦にドリブルで進むと、MF高宇洋との連係から守備網を突破。19分には、右からのクロスに逆サイドから走り込み、先制点をたたき込んだ。その後も前半35分にドリブルからのターンで相手をかわしてスルーパスを送り決定機を演出。後半11分には左CKからDF白井達也の頭にドンピシャで合わせるセンタリングを送るなど、別格のプレーを見せた。後半34分の2点目も工藤のFKを相手GKが弾いたこぼれ球から生まれた。高円宮杯U-18プレミアリーグEASTでは、流経大柏との第1戦で直接FKとPKで2得点。第2戦でもCKから2アシストと活躍。またも「流経キラー」ぶりを発揮した。

 勝利に大きく貢献した工藤は「先制点の場面は(右サイドで)ボールがラインを割ったか、割っていないかというところだったけど、そこで相手が完全に隙を作っていたので、ギアを上げてゴール前に入って行った。シュート自体は、良いボールが来たので決めるだけだった。(対流経戦での活躍が続いていることは)意識はしていなかったけど、毎試合ゴールを狙っているので良かった」と笑顔を見せた。元々、足下の技術とプレースキックには自信を持っていたが、この試合ではディフェンスリーダーの白井が「セカンドボールを拾う仕事もしてくれた」と話したように、得意とはしていない泥臭い部分でも貢献。朝岡隆蔵監督は「工藤は(山形への入団が内定しているエースFWの)永藤が負傷で抜けてからエース級の活躍をし始めた。今日の活躍? 想定内というより、いまグッと伸びて来ているところ。練習を見ていても雰囲気が変わって来た」と現在進行形での成長を認めた。

 チームの精神的支柱は、主将の椎橋慧也。プレーで引っ張るのは、エースの永藤歩。工藤は、セットプレーという明確な武器は持っていたものの、これまでは「攻撃的MFの主力の1人」に過ぎない存在だった。しかし、秋以降はチームの攻撃の核として不可欠な存在になりつつある。「アユ(永藤)がいなくなると勝てないとか、点が取れないとか、そんなことは言われたくないと思っていた。自分自身は点の取れるMFになりたいと思っていたので、得点は意識してプレーしている」と話す工藤は、全国大会でも躍進の鍵を握る。夏の全国高校総体は、決勝戦で同点FKを決めたが日本一にはなれなかった。冬の目標は、当然、頂点だ。「市立船橋という名前でマークされると思うけど、自分たちの力で日本一を取る大会にしたい」と言い切った。

(取材・文 平野貴也)

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