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[選手権]開幕カード、駒澤大高の相手が決まらない…最後まで残ったくじを阪南大高が引く

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 開幕戦の開催権は、まず東京B代表に与えられている。東京B代表が1回戦を引けば、その試合が開幕戦に決定。2回戦を引いた場合は、東京A。両方が2回戦を引いた場合は、1回戦の中から抽選で選ばれる方式になっている。

 今回は東京B代表の駒澤大高深見侑生主将が1回戦の「15」番くじを引いて、すんなりと開幕戦が決まった。

 しかし対戦相手が決まらない。その他のカードが次々と決まる中、西日本に割り振られた開幕カードの「16」番が引かれない。昨年、開幕戦で登場した東福岡高も最後の方まで抽選が残っていたことから、2年連続の期待も集まったが、東福岡は「22」番を引いた。そして、ついに最後の最後まで「16」番カードは箱の中に残ってしまった。

 予備抽選の結果で最後にくじを引くことが決まっていたのは阪南大高(大阪)の岸元海主将。「まさか残ってるとは思ってなかった」と目を丸くしたが、「こんな機会もないし、いいところで出来るので、しっかり勝ちに行きたい」とすぐに切り替える。逆に「初出場で失うものはないので、積極的に仕掛けていきたい」と闘志を燃やした。

 一方の駒澤大高は「確率的に高かったので」と驚きはない。5大会ぶり2回目の出場となる駒澤大高だが、前回出場時も開幕戦で大津高(熊本)を下し、16強まで勝ち進んでいる。「先輩たちがベスト16という記録を作ってくれた。まずはそれを超えることが目標です」。過去2大会は東京代表が敗れている開幕戦。3年ぶりの勝利は、駒大旋風の序章になる。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 児玉幸洋)
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