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浦和、年間首位ならずも…5発快勝と弾みつけてCSへ

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[11.22 第2ステージ第17節 浦和 5-2 神戸 埼玉]

 J1は7日、第2ステージ第17節を行い、埼玉スタジアムでは浦和レッズヴィッセル神戸が対戦し、浦和が5-2で勝利した。同時刻キックオフの広島も湘南に勝利したため、惜しくも年間首位には届かなかった浦和だが、弾みをつけてチャンピオンシップに臨むことになった。

 ホームの浦和は11月7日に行われた第16節川崎F戦から先発4人を入れ替え、FW李忠成、MF高木俊幸、DF永田充、DF加賀健一が先発起用された。一方の神戸は前節松本戦から先発の変更はなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合はいきなり動く。前半2分、MF阿部勇樹の浮き球のパスからMF関根貴大が右サイドを抜け出すと、グラウンダーのクロスをMF武藤雄樹が流し込み、浦和が先制に成功した。さらに同9分にはDF安田理大のコントロールミスを見逃さずに高木がボールを奪うと、高木のスルーパスに反応した李がスライディングで流し込み、早々にリードを2点差に広げた。

 攻撃の手を緩めない浦和は前半13分、李のパスで左サイドからPA内に進入したDF槙野智章がゴール前に走り込んだMF柏木陽介を見逃さずにラストパスを送ると、柏木が落ち着いて左足シュートでネットを揺らし、リードは3点差に広がった。すると神戸は同15分、DF北本久仁衛に代えてMF前田凌佑を投入して流れを変えようと試みる。

 前半25分には神戸が好機を創出し、左サイドの安田が送ったグラウンダーのクロスをFW渡邉千真が合わせてゴールを脅かしたものの、好反応を見せたGK西川周作にストップされる。しかし同27分、ドリブルでボールを運んだMF石津大介がミドルレンジから強烈なシュートを突き刺して、神戸が1点を返した。

 浦和が3-1と2点をリードしたまま後半を迎えると、後半9分、石津が相手DFに囲まれながらも粘り強いキープでシュートコースを作り出し、右足のシュートを枠内に飛ばしたが西川に弾き出されてしまう。同14分に神戸はDF藤谷壮に代えてDF奥井諒を、浦和は高木に代えてFWズラタンを投入した。

 後半17分には浦和が好機を生み出したが、武藤のパスから狙った李のシュートはゴール右に外れてしまう。すると同20分、高い位置で永田からボールを奪い取ったMF森岡亮太が自らシュートまで持ち込んでネットを揺らし、神戸が1点差に詰め寄った。

 しかし同32分、スルーパスからPA内に進入したMF青木拓矢が右足でネットを揺らし、浦和がリードを再び2点差に広げる。さらに同39分には柏木、李とつないだボールから最後はMF梅崎司が冷静に流し込んで5点目を記録。その後も両チームともに最後までゴールを狙ったがスコアは動かずに浦和が5-2の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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