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後半ATの劇弾で磐田が3年ぶりJ1復帰決める!!大分は町田との入れ替え戦へ

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[11.23 J2第42節 大分1-2磐田 大銀ド]

 J2第42節が23日、各地で行われ、2位ジュビロ磐田が3年ぶりのJ1復帰を決めた。アウェーで大分トリニータに2-1で勝利。3位福岡も勝ったため、勝ち点82で並んだが、得失点差で上回り、自動昇格となる2位をキープした。一方の大分は4連敗で21位が確定。J3で2位となったFC町田ゼルビアとのJ2・J3入れ替え戦に回ることが決まった。

 大分は前節・大宮戦から先発3人を入れ替え、FW荒田智之が3試合ぶり、MF阪田章裕が8試合ぶりに先発。下部組織出身のルーキーMF姫野宥弥がプロ初先発となった。
 磐田は左ふくらはぎを痛め、前日まで別調整が続いていたFWジェイが3試合ぶりに先発。それ以外は前節の横浜FC戦と同じメンバーだった。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤はホームの大分が積極的な入りを見せた。前半2分、DF鈴木義宜からの1本のロングパスに抜け出したFW三平和司がGKと1対1の絶好機を迎えるが、シュートはGKカミンスキーがビッグセーブ。同6分にはMF為田大貴が左サイドからドリブルで中に切れ込み、パスを受けたMF伊佐耕平が左足ミドルを打ったが、これもカミンスキーに阻まれた。

 磐田も徐々に押し返し、前半11分にはジェイの浮き球のパスをMFアダイウトンがダイビングヘッドで狙うが、GK武田洋平がセーブ。試合はその後、膠着状態となり、両チームともになかなか決定機をつくれないまま0-0で前半の45分間を折り返した。

 前半を終え、足を引きずるようにしてピッチを引き上げたジェイは結局、ハーフタイムに交代。代わって古巣戦となるFW森島康仁が後半開始から1トップに入った。すると、その森島にいきなりのビッグチャンス。後半7分、カウンターからMF太田吉彰の右クロスに森島がダイビングヘッドで合わせたが、GKの正面を突く。それでも攻勢を強め、大分を押し込むと、後半17分、ついに均衡を破った。

 太田の左CKからセカンドボールをPA手前のMF川辺駿がミドルシュートで狙うと、DFに当たったこぼれ球が右サイドのMF小林祐希のもとへ。小林は素早く右足でゴール前にクロス。GKが弾いたこぼれ球をDF伊野波雅彦が右足で押し込んだ。

 名波浩監督の父・元一さんが今月12日に76歳で逝去。伊野波は左腕に巻いていた喪章を外し、右手で天にかざしながらゴール裏のサポーターの下へ駆け寄った。ゴールを演出した小林は両腕を広げてベンチ方向へダッシュ。チームメイトと抱き合い、感極まった表情を見せた。

 試合は1点差のまま終盤へ。勝ち点で並ぶ福岡がリードしていたため、追いつかれて引き分けに終われば、3位に転落する緊迫した展開となった。大分は試合終盤の後半45分、途中出場のMFパウリーニョが豪快な左足ミドルを突き刺し、1-1の同点に追いつくが、本当のドラマはこのあとに待っていた。

 磐田は直後の後半アディショナルタイム、左クロスをゴール前の小林が胸トラップから左足ボレー。強烈な一振りがGKの手を弾いてゴールネットを揺らした。ピッチ上の選手、ベンチの控え選手も一斉に飛び出し、ゴール裏のサポーターのもとへ。歓喜と熱狂に包まれる中、試合は2-1でタイムアップ。磐田が劇的勝利でJ1復帰を成し遂げた。

[写真]11月14日のホーム最終節、横浜FC戦で掲げられた横断幕

(取材・文 西山紘平)

●[J2]第42節 スコア速報

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