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右SB吉田が失点絡む…今夏加入3選手が躍動のシティが3戦ぶり白星

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[11.28 プレミアリーグ第14節 マンチェスター・C 3-1 サウサンプトン]

 プレミアリーグは28日、第14節を行った。マンチェスター・シティはホームでDF吉田麻也の所属するサウサンプトンと対戦し、3-1で勝利した。2試合ぶりの先発となった吉田は右サイドバックでフル出場も、前半9分の失点に絡んでしまった。

 シティは守護神GKジョー・ハートが25日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のユベントス戦で負傷し、10日間ほどの離脱。これにより、GKウィリー・カバジェロがゴールマウスを守った。また、MFファビアン・デルフは移籍後リーグ戦初先発を果たし、負傷離脱していたMFダビド・シルバとFWウィルフリード・ボニーがベンチ入りしている。

 試合は序盤からシティが優勢に進める。前半6分、DFアレクサンダル・コラロフが直接FKから狙うもGKマールテン・ステケレンブルフが弾き、こぼれたボールにDFニコラス・オタメンディとMFフェルナンジーニョが詰めるもGKステケレンブルフに止められた。

 それでもシティが勢いそのままに先制に成功する。前半9分、吉田からボールを奪ったMFラヒーム・スターリングがドリブルで攻め上がり、左の深い位置から折り返したボールをニアに走り込んだMFケビン・デ・ブライネが右足で押し込み、先制のゴールネットを揺らした。

 さらに攻め込むシティは前半20分、デ・ブルイネの右CKからフェルナンジーニョがヘッド。枠を捉えていたが相手DFに当たって、もう一度CKを獲得する。デ・ブルイネは今度はグラウンダーのボールを入れ、デルフがPA手前から左足ミドル。このシュートがDFフィルヒル・ファン・ダイクに当たってGKステケレンブルフの逆に飛び、2-0とリードを広げた。

 2点を追う展開となったサウサンプトンは前半22分、攻撃参加していたファン・ダイクが強烈ミドルもクロスバーを直撃。同26分には、左サイドからのFKをMFジェームス・ワード・プラウズが入れるもGKカバジェロがパンチングで弾き、こぼれ球をMFビクター・ワニャマが倒れながら右足ボレーもGKカバジェロの好セーブに阻まれた。

 前半を0-2で折り返したサウサンプトンだったが、後半開始早々に反撃の狼煙を上げる。後半4分、MFドゥサン・タディッチの素早いリスタートから右サイドでフリーでボールを受けたMFサディオ・マネがクロスを上げ、FWシェーン・ロングが頭で合わせて、1点を返した。

 後半17分にもサウサンプトンに決定機。スルーパスを受けたタディッチがループシュートを放つも、飛び出したGKカバジェロに防がれ、こぼれ球をロングが右足で狙うもフェルナンジーニョのブロックに阻まれ、いい時間帯に追いつくことができなかった。

 すると、後半25分にシティが突き放す。カウンターの流れからPA内でワンタッチでつないでデ・ブルイネが浮き球パス。PA左でフリーとなっていたコラロフが胸トラップから左足ボレーを右サイドネットに突き刺し、3-1と再び2点差として、3試合ぶりの白星を飾った。一方でサウサンプトンは今季初の連敗を喫した。

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