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[コッパ・イタリア]本田120分フル出場、ミランが2部クラブを延長戦で下す

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[12.1 コッパ・イタリア4回戦 ミラン3-1(延長)クロトーネ]

 コッパ・イタリア4回戦のミランクロトーネ(2部)の一戦が1日にサン・シーロで行われ、ミランが3-1で勝利した。ここのところリーグ戦ではベンチスタートが続いているFW本田圭佑だが、9月22日のウディネーゼ戦以来の公式戦先発出場。左FWで起用され、120分フル出場した。5回戦は16日に行われる。

 コッパ・イタリアは4回戦。ミランは8月に行われた3回戦のペルージャ戦、本田の1ゴール1アシストの活躍によって、勝ち上がりを決めていた。その試合以来ゴールのない本田。控え組中心のスタメンで巡ってきたチャンスをものにし、再びレギュラー奪取に繋げたいところだった。

 前半からミランがボールを保持する展開が続いた。しかし慣れないメンバー構成からか、細かいパスが繋がらず、決定機を生みだせない。前線にいた本田も下がってボールを受けにくるが、なかなかリズムに変化は生まれなかった。

 しかし後半に入るとすぐに試合が動く。2分、センターライン左で本田がボールをカット。中央にパスを繋ぐと、MFアンドレア・ポーリがドリブルで持ち込んでスルーパスを出す。これに反応したFWルイス・アドリアーノがGKをかわしてゴールに流し込み、ミランが先制点を奪った。

 ただミランはこのリードを守れない。後半23分、DFクリスティアン・サパタがFWアンテ・ブディミルに簡単にかわされると、左足でゴールネットを揺らされてしまう。同点とされたミランはMFアントニオ・ノチェリーノとFWスソを下げて、MFジャコモ・ボナベントゥーラとFWエムベイェ・ニアンを投入。システムを最近結果が出ている4-4-2に戻し、本田は右MFに移った。

 試合は1-1のまま延長戦に突入。すると延長前半終了間際、ミランはゴール正面でFKを獲得。本田もキッカーポジションに立ったが、ボナベントゥーラが右足で狙う。壁を越えたボールは、ゴール左隅に突き刺さり、ミランが勝ち越しに成功。さらに延長後半10分にはニアンがエリア左のMFリッカルド・モントリーボにパス。クロスで戻すと、ニアンが右足で蹴り込み、勝利を決定づける3点目を奪った。


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