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ミスから決勝点献上も前向くG大阪MF今野「逆転できるチャンスがある」

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[12.2 チャンピオンシップ決勝第1戦 G大阪2-3広島 万博]

 ガンバ大阪MF今野泰幸は試合後に「次に切り替えたい」と何度も口にし、必死に“悪夢”を振り払おうとしていた。

 G大阪はスコアレスで迎えた後半15分にFW長沢駿が相手のミスを見逃さず、先制点を奪った。同35分には同点とされたが、その1分後にセットプレーのこぼれ球を今野が右足ボレーでゴール右隅に突き刺し、勝ち越しに成功。同44分にはFW宇佐美貴史に代えて米倉恒貴を投入し、逃げ切りを図ろうとした。

 しかし、悲劇は終了間際に待っていた。DFオ・ジェソクの退場もあり、提示されたアディショナルタイムは5分。年間順位1位の意地で猛攻を仕掛ける広島を前にG大阪は耐える時間が続いたが、アディショナルタイム1分にDF佐々木翔に同点ヘッドを決められ、土壇場で追いつかれてしまう。

 そして迎えた後半アディショナルタイム6分だ。今野が素早くスローインを入れるもMF森崎和幸にカットされ、その流れから最後はMF柏好文に逆転ゴールを決められ、2-3でホームでの第1戦を落とした。決勝ゴールに絡んでしまった今野は、「僕らも全力を出したが、最後は自分のミスからやられてしまった。悔しいです」と自身のミスを悔やみ、俯いた。

 それでも必死に前を向く。「あと90分残っている。ポジティブに考えれば広島相手に2点も取れたし、次はアウェーだけど、次も点を取れば逆転できるチャンスがある。上を向いて、気持ちを切り替えてリフレッシュして次を迎えたい」。運命の第2戦は5日に行われる。今野が敵地で名誉挽回となる活躍を見せ、逆転での優勝へと導く。


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