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MVPの青山がシャーレ掲げる…天国のサポーターに「やっといい報告ができた」

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[12.5 チャンピオンシップ決勝第2戦 広島1-1G大阪 Eスタ]

 サンフレッチェ広島のMF青山敏弘がJリーグチャンピオンシップのMVPに選ばれた。試合後のセレモニーで副賞の100万円を受け取ったキャプテンは、銀色のチャンピオンシャーレを高々と掲げ、2年ぶり3度目の優勝の歓喜に浸った。

 前半21分には決定的ピンチの場面でDF藤春廣輝のシュートに対し、スライディングでブロックに入った青山。攻守にチームを支えた背番号6は試合後の優勝インタビューで「日本一だよ!! エディオンスタジアム、満員だね。みなさんのおかげで優勝できたよ!!」と、3万6609人で埋め尽くされたスタンドに向かって絶叫した。

「難しい試合になったけど、最後に自分たちの総合力で1点取って、優勝に近づけた。みんなで取れた優勝だと思う」

 試合をそう振り返った青山は「去年、土砂災害で被害に遭った方にいい報告をしたかった」と、昨年8月に広島市内で発生した土砂災害に言及。さらにクラブ創設時からのサポーターで、今年5月に試合観戦の帰りに交通事故で亡くなった船山敏夫さんの名も挙げ、「やっといい報告ができた」と感慨深げに語った。

(取材・文 西山紘平)

●2015 Jリーグチャンピオンシップ

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