[12.5 チャンピオンシップ決勝第2戦 広島1-1G大阪 Eスタ]

　後半12分から登場した広島FW浅野拓磨のスピードに、ガンバ大阪は翻弄されてしまった。特にDF西野貴治は何度もスピードで振り切られる場面を作られてしまう。「僕の守備のところからやられたというのがある。反省しないといけない」。U-22日本代表対決は完敗に終わった。

　失点の場面にも絡んでしまった。後半31分、MF柏好文のクロスに反応した浅野に前入られて先にジャンプされてしまう。打点の高いヘディングを当てられると、ボールは無情にもゴールネットに収まってしまった。2-0なら逆転優勝を勝ち得たはずの試合。1-0の終盤。絶対に与えてはいけない得点だった。

「優勝できなかったのは残念」と振り返った西野は、「個人的にはこういう経験が出来て、来年は優勝してやろうという気持ちになった。切り替えてやっていくしかない」と必死に前を向いた。

(取材・文　児玉幸洋)

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●2015 Jリーグチャンピオンシップ