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[大学選手権]最後のタイトルは渡さない…阪南大主将松下が語るポイントは「まとまり」

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 アパマンショップPresents 平成27年度・第64回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の記者会見が7日に都内で行われた。関西地区の代表の選手では、阪南大MF松下佳貴(4年=松山工高)が出席。卒業後はヴィッセル神戸に入団するMFは、「日本一を目標に掲げてきた。強い思いで一戦一戦を戦っていきたい」と闘志を燃やした。

「チームをまとめきれなかった。遅いですけど、インカレではキャプテンらしく声掛けだとか、雰囲気を作らないといけないと思っています」。阪南大の主将は、最後のタイトルに向けたポイントは「まとまり」にあると強調した。

 昨年度の大会ではFW河田篤秀やFW多木理音(ともに現アルビレックス新潟シンガポール)ら豊富なタレントを擁して4強まで勝ち上がった。そして今季のチームも中盤には昨年からのレギュラーが多く残り、関西リーグで得点ランキング2位のFW前田央樹(3年=福岡U-18)ら前線のタレントも豊富。松下も「攻撃力が武器。点を取れる選手が前線にいるので、見ていて楽しいサッカーを見せられるはず」と自信を見せる。

 ただ、今季は大学タイトルを総なめにするライバル関学大の後塵を拝し続けている。そこでポイントになるのが、「まとまり」だということだ。

「一昨年だとか昨年は選手の個性が強い中でもまとまっていた。だから結果が出せたと思う。例年に比べても個では劣っていないけど、チームとしてまとまれていない。全然だめ。全員がひとつになれればそこまで劣っていないと思う」

 関学大とは別の山に入ったために決勝戦まであたることはない。もちろん意識はあるが、そこだけを見るわけにはいかない。「初戦が大事になる。初戦に集中したい」と一戦必勝を誓った松下。「ここ3年はずっと西が丘で負けている。勝ち上がれば3回戦でやる。(須佐徹太郎)監督も『そこは乗り越えようぜ』って言っているので、しっかりと勝ちたい」とビジョンを思い描いた。

 阪南大は10日の2回戦から登場。福山大(プレーオフ)と鹿屋体育大(九州2)の勝者と対戦する。


●第64回全日本大学選手権特集

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