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オークランドのスペイン人監督、67%のボール支配率は「誇りに思いたい」

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[12.10 クラブW杯1回戦 広島2-0オークランド 横浜]

 前回大会は3位と躍進したオセアニア代表のオークランド・シティ(ニュージーランド)だが、7度目の出場で5度目の1回戦敗退となった。スペイン人指揮官のラモン・トリブリエチ監督は「広島のカウンターアタックが強いことは分かっていたが、最初のゴールが決まって我々は厳しくなり、相手は楽になった」と、前半9分にCKから与えた先制点を悔やんだ。

「チャンピオンシップも見たが、ガンバ大阪のほうがポゼッションでは上回っていた。(広島は)カウンターアタックでタイトルを奪い取った。そして今日も同じようにして勝った」

 立ち上がりに先制したことで広島は5バック気味に守り、ブロックを敷いてカウンターから追加点をうかがった。前半のボール支配率は広島の29%に対し、オークランドは71%。90分を通してもオークランドのボール支配率は67%と、大きく広島を上回った。

「我々はニュージーランドのクラブ。この経験を今後に生かしていく必要がある。ボールがキープできることは分かった。次はこの状況をどう生かして、勝つことに持っていくかが大事になる」

 ボールをポゼッションできてもゴールに結びつけることができなければ意味はない。「特にアタッキングサードまで進むのが難しかった」と悔やんだ指揮官は、それでも「67%ボールを持っていたことは誇りに思いたい」と、チームとして前進していることに胸を張った。

(取材・文 西山紘平)

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