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実現するか、「香川対クロップ」! 恩師との再会に期待するドルトムントの選手たち

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 ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージを2位で通過したドルトムントは、次のラウンドでグループB1位通過のリバプールに当たるかもしれない。そう、日本代表MF香川真司らドルトムントの選手たちにとっては、恩師ユルゲン・クロップとの対決が実現すれかもしれないのだ。

「恩返し」はなるか-。クロップの下で力をつけた選手たちが、思わぬ形で早くの再会を果たすかもしれない。舞台はELだ。

 ドルトムントでクロップ監督の後を継いだトーマス・トゥヘル監督は、0-1で敗れた10日のPAOK戦後、前任者との対決が実現したら「メディアにとっては最高だろうね」と語った。だが、「もっと後に対戦する方が良い」と希望。そうなれば、「我々がこの大会でしばらく勝ち残っているという意味になるからだ」と述べている。もしもリバプール戦となったら、指揮官にとっては思いは複雑だろう。

 一方、選手たちにはそれぞれの思いがある。トゥヘル監督の下で出場機会が減り、恩師が率いるチームに向かう可能性も報じられるDFネベン・スボティッチは、シンプルに考えている。久々に公式戦2試合連続で先発に名を連ねたCBは試合後、ドイツ『キッカー』に次のように話した。

「(リバプールとの対戦になったら、)もちろん特別なゲームになるだろう。特にドルトムントに戻ってくるクロップにとってはそうだね。ファンたちが彼をどのように迎えるかも面白そうだ。サッカーに関しては、最高級のチームだと思うよ。最近数カ月で彼らが持つ実力を示しているし、プレミアリーグでも勢いがついてきたようだね」

 また『ビルト』が伝えたコメントによると、MFスベン・ベンダーも「当然、ハイライトだね。そうなれば、僕たちにとってはうれしいよ」と、クロップ監督との再会を楽しみにしている様子。「残念ながら彼を痛めつけないといけないね!」と、恩師を返り討ちにする意欲をのぞかせた。

 来年2月15日と22日に各地で開催されるEL決勝トーナメント1回戦。リバプール以外にも、マンチェスター・ユナイテッドやナポリといった強豪がシードとして抽選に臨む。そのカードが決まる14日の抽選会は、大きな注目が集まりそうだ。

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