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チェルシー、レミーが1点返すも及ばず…好調レスターに敗れ今季9敗目で16位に

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[12.14 プレミアリーグ第16節 レスター・シティ2-1チェルシー]

 プレミアリーグ第16節の1試合が14日に行われ、FW岡崎慎司の所属するレスター・シティはホームでチェルシーと対戦した。前半34分にFWジェイミー・バーディのゴールで先制したレスターが後半のチェルシーの猛攻を耐え凌ぎ、2-1で勝利。首位をキープしている。なお、2試合連続でベンチスタートの岡崎は後半42分から途中出場している。

 レスターは立ち上がりから出足の早いプレスで主導権を握る。前半2分、右サイドの浅い位置でボールを受けたMFリヤド・マフレズが相手を嘲笑うかのようなドリブルでPA手前までボールを運んで、そのまま左足シュート。ゴール前まで運ぶチャンスは少ないが、強豪チェルシーを相手に球際でも負けず互角以上にやりあった。

 しかし、前半17分にアクシデント発生。中盤で攻守に貢献していたMFダニー・ドリンクウォーターが腿裏を痛め、MFアンディ・キングとの負傷交代を余儀なくされた。チェルシーも同31分にMFエデン・アザールがFWペドロ・ロドリゲスと交代し、お互いに前半のうちに交代カードを1枚ずつ使うことになった。

 試合が動いたのは前半34分。レスターはFWレオナルド・ウジョアからパスを受けたマフレズがPA右角からクロスを上げる。中央からニアへ斜めに走りこんだバーディが右足で合わせて、レスターが先制に成功した。対するチェルシーは流れからチャンスを作ることができず、同36分のMFウィリアンの右CKからMFネマニャ・マティッチがヘッドで合わせるもクロスバー上に外れた。

 後半もレスターの効果的なプレスがチェルシーを苦しめた。同3分には、MFマーク・オルブライトンが左から上げたクロスをPA右でマフレズが足もとにおさめ、鋭い切り返しでDFセサル・アスピリクエタの体勢を崩させて、抜き切る前に左足を振りぬく。これが左サイドネットに突き刺さり、後半開始早々に2-0とリードを広げた。

 たまらずチェルシーは後半8分にDFジョン・テリーに代えてMFセスク・ファブレガスを投入し、3バックにして中盤の枚数を増やす。同15分、PA手前右からMFオスカルがふわっとしたボールを入れ、相手の中途半端なクリアをPA中央でペドロが受けるもシュートは打てず、同17分にはセスクの絶妙な浮き球パスで裏を取ったFWジエゴ・コスタがトラップから右足シュートもGKカスパー・シュマイケルに止められてしまった。

 なおも攻め込むチェルシーは後半21分、ウィリアンがゴール正面から放った右足シュートは相手DFのブロックに遭い、こぼれたボールがPA右でフリーのペドロのもとへ転がるも焦ったのか右足ボレーはクロスバー上にふかしてしまう。それでも同32分、ペドロが高速ドリブルで左サイドを突破し、ピンポイントクロスをPA中央のFWロイク・レミーが頭で押し込み、1-2と反撃ののろしを挙げた。

 この勢いで同点に追いつきたいチェルシーだが、後半42分に岡崎を投入したレスターの前線からの守備に苦しみ、チャンスを作ることができず、1-2のまま試合は終了。ミッドウィークに欧州CLのグループリーグ突破を決めたもののプレミアリーグでは今季9敗目を喫し、順位も16位に下げた。一方のレスターは9試合負けなし(7勝2分)で首位をキープしている。

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