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北中米カリブ海王者が世界5位に…クラブ・アメリカがマゼンベ下す

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[12.16 クラブW杯5位決定戦 マゼンベ 1-2 クラブ・アメリカ 長居]

 FIFAクラブワールドカップ2015の5位決定戦が16日、大阪長居スタジアムで行われ、北中米カリブ海代表のクラブ・アメリカ(メキシコ)とアフリカ代表のマゼンベ(コンゴ)が対戦。試合はクラブ・アメリカが2-1として前半を折り返すと、後半はスコアが動かず。2-1のまま逃げ切ったクラブ・アメリカが勝利を収めて世界5位になった。

 前半19分に先制に成功したのはクラブ・アメリカだった。右サイドのMFパウル・アギラールの鋭いクロスをベネデットがダイビングヘッドで合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。さらに同28分には左サイドからMFオスバルド・マルティネスが送ったグラウンダーのクロスの流れから、最後はFWマルティン・スニガが押し込んでリードを2点差に広げる。

 しかし、2点のリードを奪われたマゼンベがここから反撃に出る。前半35分にはDFパティエン・ムウェプがミドルレンジから強烈な左足のシュートでゴールを脅かすがクロスバーを叩き、同37分にはFWムブワナ・サマタが直接FKを枠内に飛ばしたもののGKモイセス・ムニョスに阻まれてしまう。しかし同43分、味方のシュートのはね返りをゴール前に走り込んだMFレインフォード・カラバが押し込み、1点差に詰め寄った。

 2-1とクラブ・アメリカがリードしたまま後半を迎えると、後半20分にマゼンベが立て続けにシュートチャンスを創出する。しかし、右サイドから切れ込んだFWアダマ・トラオレが左足シュートで、CKからMFダニエル・アジェイがヘディングシュートでゴールを脅かしたものの、同点ゴールを決めることができない。

 後半はスコアが動くことなく試合終了のホイッスルが吹かれ、クラブ・アメリカが2-1の勝利を収めて、世界5位になった。

(取材・文 折戸岳彦)

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