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頭悩ます手倉森監督、メンバー発表は異例の21名「最後まで悩みたい」

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 異例のメンバー発表となった。23名のメンバーが発表される予定だったリオ五輪アジア最終予選メンバー発表会見。しかし、名前を呼ばれたのは、2名少ない21名だった。記者会見に臨んだU-22日本代表の手倉森誠監督は、22日から行われる沖縄キャンプで最後の見極めを行い、追加メンバーは30日に発表すると話した。

 会見冒頭に「今の心境は時間がナンボあっても足りないという感覚です」と心境を吐露した指揮官。14日には50名の予備登録メンバーが発表されており、そこから23名に絞る作業が進められていたはずだ。この日のメンバー発表が21人にとどまったことに対し、「悩めるくらいの拮抗した力、競争があり、私自身に時間が必要だと思っています」と明かした。

「石垣に呼ぶメンバーで残り2枠を決めたい。石垣でも良いモチベーションを持ってやってもらいたいし、まだまだ最後まで悩みたい」

 22日から沖縄で行われるキャンプには手倉森ジャパン常連のFW荒野拓馬(札幌)やFW金森健志(福岡)ら、まだカタール行きのチケットを手に入れていないメンバー10名も参加。天皇杯準々決勝を戦うMF関根貴大(浦和)、FW鎌田大地(鳥栖)ら6名もバックアップメンバーとして考えられている。

 すでにGKはリオ五輪最終予選に3人が選出されており、フィールドプレーヤーの15選手が残り2枠を争うことになる。

(取材・文 折戸岳彦)

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