Jリーグは21日、「2015 Jリーグアウォーズ」を都内のホテルで開催した。前人未踏、史上初となる3年連続得点王に輝いた川崎フロンターレFW大久保嘉人は「3年連続を取れるとは思っていなかったので、驚いています。川崎フロンターレに関わってくれた皆さまと、何よりも家族のおかげだと思っています」と語った。

　一昨季は26得点、昨季は18得点を挙げて史上初の単独での2年連続得点王に輝いていた大久保は、昨季終了後のJリーグアウォーズで「得点王を取ったというのを忘れて、また、そこ(得点王)に向かって行こうとしてやりますし、それが3年連続になればいいと思っています」と決意を表していた。

　相手チームの厳しいマークに遭いながらも開幕からコンスタントにゴールを積み重ね、23得点を記録して3年連続得点王に輝くだけでなく、FW中山雅史(アスルクラロ沼津)とFW佐藤寿人(広島)が持つ157点のJ1歴代最多記録にあと「1」まで迫った。

　来季34歳を迎えるストライカーは、「4年連続を取れるように、もっともっと今まで以上に努力して、来年もここに立てるように頑張りたいと思います」と新シーズンの得点量産を誓った。

(取材・文　折戸岳彦)