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ヒディンク:「D・コスタがまたキレることがないと保証はできないが…」

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 チェルシーのフース・ヒディンク監督は、FWジエゴ・コスタらの選手たちが再び感情を抑えられなくなるようなケースも想定しつつ、大きな問題ではないと捉えているようだ。

 今季プレミアリーグでここまで3得点にとどまるD・コスタは、ジョゼ・モウリーニョ前監督の解任に至る原因をつくった選手の一人だとも言われる。モウリーニョ監督との衝突も騒がれることになった。

 先月29日に行われたプレミアリーグ第14節トッテナム戦で先発から外れ、そのまま出場機会を与えられなかったD・コスタは、ウォームアップからベンチに戻った際に脱いだビブスをモウリーニョ監督に向けて投げつけたのではないかと見られた。

 D・コスタ本人は指揮官を狙ったわけではないと話しているが、その意図がどうであれ新監督は理解を示している。イギリスメディアがヒディンク監督のコメントを伝えた。

「彼は強い感情を持った男だ。ビブスの件では何かあったね。昔のことだが、私もよく覚えていることがあるよ。キャプテンを務めていたが、監督は私をハーフタイムに交代させたんだ」

「私は良いプレーができていたと思っていた。アームバンドを監督に投げつけて、『新しいキャプテンを選べばいい』と言ったよ。それも不満から生まれた感情的なリアクションだった」

 感情が高ぶるのは自然なことであり、すぐに冷静さを取り戻せるかどうかが重要だとしている。

「スポーツマンには、ある程度の感情を見せることが許されている。だが、5秒や10秒後には自分が間違っていたと理解できなければならないんだ」

「彼は自分のやれることに集中できると思う。彼やほかの選手たちが“キレる”ことが今後ないと保証はできないが、彼らは自分たちの得意なことに集中するべきだ」

 就任からここまでの印象では、D・コスタの感情面に問題は感じていないという。

「ここ数日の様子や、前回の試合を見てみると、彼は自分をコントロールできていた。彼がここで雇われているのはゴールやアシストの手助けをするためであり、ほかのことをするためではない。そういう仕事に集中できていたよ」


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