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レスターが3か月ぶり黒星で今季2敗目…リバプールはベンテケの決勝点で完勝

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[12.26 プレミアリーグ第18節 リバプール1-0レスター・シティ]

 プレミアリーグは26日、第18節を行い、FW岡崎慎司の所属するレスター・シティは敵地でリバプールと対戦。クリスマスを首位で迎えたレスターだったが、リバプールに持ち味のカウンターを抑え込まれ、1-0で敗れた。なお、岡崎は先発出場も2試合連続ゴールとはならず、後半24分に途中交代した。

 試合は序盤からリバプールが主導権を握る。前半17分、相手のパスをカットしたMFジョーダン・ヘンダーソンがセンターサークル内からダイレクトでラストパス。右のスペースへ抜け出したMFアダム・ララーナがPA右から右足を振り抜くもシュートはわずかに右へ外れる。同25分には、ヘンダーソンの浮き球パスで裏へ抜け出したFWディボック・オリジがDFウェズ・モーガンに競り勝って、PK左の深い位置から左足シュートもGKカスパー・シュマイケルにセーブされた。

 前半37分にオリジが左腿裏を痛め、FWクリスティアン・ベンテケとの交代を余儀なくされたリバプール。レスターのカウンターにしっかり対応し、危険な場面をほとんど作らせなかった。同42分、レスターはMFエンゴロ・カンテとのパス交換からMFリヤド・マハレズが中央突破し、体制を崩しながらも左足を振り抜いたが、GKシモン・ミニョレが弾き出し、前半はスコアレスで折り返した。

 後半もリバプールの流れで試合は進む。後半15分、DFナサニエル・クラインを追い越してパスを受けたヘンダーソンが右からクロス。中央でベンテケが打点の高いヘッドもゴール上に外れる。それでも同18分、PA左で細かいパス交換からFWロベルト・フィルミーノがマイナスに折り返し、ベンテケが滑り込みながら右足を伸ばして、ゴール右隅に流し込み、ついにリバプールが試合を動かした。

 良さを出し切れないレスターは後半24分に岡崎とFWジェイミー・バーディを下げて、FWレオナルド・ウジョアとMFネイサン・ダイアーを投入。同29分、左サイドでカンテからパスを受けたDFクリスティアン・フクスが上げたグラウンダーのクロスをニアに走り込んだダイアーが右足で合わせたが、GKミニョレに防がれた。

 試合を決めたいリバプールは後半38分、コウチーニョがドリブルから得意のミドルシュートも枠を外れる。終了間際にはGKシュマイケルがセットプレーで上がっていたため、カウンターからベンテケが無人のゴールへ流し込むだけの場面を作ったが、懸命に戻ったが相手DFのブロックに遭い、追加点とはならず。それでも1-0で逃げ切ったリバプールが4試合ぶりの白星を挙げた。

 一方のレスターは9月26日の第7節アーセナル戦以来、約3か月ぶりの黒星。今季2敗目を喫し、この後行われるアーセナル対サウサンプトンでアーセナルが勝利すると、レスターは2位に順位を落とすことになる。

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