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[皇后杯]澤穂希、有言実行の有終V弾!!INACが新潟下して2年ぶりタイトル奪還

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[12.27 皇后杯決勝 新潟L 0-1 I神戸 等々力]

 皇后杯の決勝が27日、等々力競技場で行われ、INAC神戸レオネッサアルビレックス新潟レディースと対戦。MF澤穂希の現役最終戦と注目を集めたゲームは、後半33分に澤自身が奪ったゴールによって、1-0で勝利したINACが、2年ぶりの優勝を決めた。

 準決勝から中3日。両チームとも準決勝からメンバーに変更はなく、この日に決戦に臨んだ。澤の現役ラストゲームで気合十分のIANCと、2年前の皇后杯決勝でPK戦負けを喫したリベンジに燃える新潟Lの意地が激突した。

 立ち上がりから積極的にゲームに入ったのはINACだった。澤も前線でボールを触る機会多く作る。前半22分には澤が中央で絡んだ突破からFW高瀬愛実がシュートを狙うも、GK福村香奈絵の正面を突いた。

 新潟も少ないながらも確実にゴールを目指す。前半26分にはサイドチェンジでチャンスを作ると、DF左山桃子の右クロスに走り込んだDF小島美玖がヘディングで狙うが、シュートはGK海堀あゆみの腕に収まった。

 前半44分には前半最大の見せ場、INACは右サイドからMF川澄奈穂美がクロスを上げると、左サイドからゴール前に走り込んだMF中島依美が右足で合わせる。しかし新潟GK、DFが体を張って防ぎ切り、ボールがゴールラインを越えることはなかった。

 後半に入っても澤は積極的にゴール前に顔を出す。3分の右CKにはゴール中央に走り込みヘディングを狙う。しかし直前でDFにカットされると、思わず悔しさを露わにした。直後の4分には今度は逆サイドからのCKにニアに走り込んで頭に当てるが、シュートは枠右に外れていった。

 試合がこう着する中で、先に動きを見せたのはINAC。後半24分、高瀬に代えてFW増矢理花を投入。直後に新潟もFW山崎円美に代えてFW川崎咲耶をピッチに送り込む。お互いに前線にスピード感を求めて、勝負の1点を奪いに行った。

 そしてその時は来た。後半33分、右サイドからCKを獲得したINAC神戸は川澄のクロスを澤が頭で合わせて先制。待ち望んだゴールが生まれ、等々力競技場も大歓声に包まれた。

 今季限りで現役引退を表明している澤だが、ゴールは4月26日のなでしこリーグのAS埼玉戦以来遠ざかっていた。23日の準決勝後には「最後の最後に取っておいたかというくらい、溜めている。結婚してからも取っていないですし、決めて、勝って終われれば一番いい」と話していたが、まさに有言実行の有終弾となった。

 このまま1-0で逃げ切ったINACは2013年大会以来、2年ぶりのタイトル奪還に成功。日本女子サッカー界のレジェンド、澤穂希の現役最終戦を飾る結果を見事に残した。

 (取材・文 児玉幸洋)

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