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[MOM1626]前橋育英FW人見大地(2年)_選手権メンバーのライバルに負けじと横山杯でアピール

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.28 横山杯決勝第1グループ第1戦 前橋育英高 1-0 新潟西高 HASAKI SOCCER VILLAGE A面]

 ライバルとは別のステージでアピールを続けている。前橋育英高のFW人見大地(2年)は来年度の有力なFW候補のひとり。「自分とプレースタイルが似ているので。凄い刺激受けていて負けたくないと思っている」というライバルFW馬場拓哉は今年トップチームの公式戦で起用され、全国高校選手権のメンバー入りも果たした。その一方で人見は現在、1、2年生チームの一員として茨城で鍛錬の日々。だが、その貴重な機会で力を磨くFWはこの日、今大会7得点目となるゴールでチームの勝利に貢献した。
 
 前半こそポストプレーがずれるシーンが多かったが、それでも後半は最前線で的確に1タッチではたいたり、反転からシュートを狙うなど攻撃の中心となった。そして後半33分、右サイドを抜けだしたMF松田陸のシュートのこぼれ球を押しこむ。「こぼれてきそうだと思ったところにボールが転がってきたので。シュートは当たりそこねだったんですけど入って良かったです」。残り2分で新潟西高の堅守を破り、白星をもたらした。

 今大会は横浜市立東高戦でハットトリックを達成。6試合中5試合で得点してFWとしての役割を果たしている。だが厚い選手層を誇る前橋育英の中でポジションを争う選手は馬場の他にも2年生、1年生にも多数。それだけに来季のFWのポジション奪取ヘ向けて人見は「自分はハードワークして気持ちあるプレーでチームを引っ張っていく選手なのでそれを怠らずやっていきたい」と誓った。
 
 今大会は残り1日。白石敦志コーチが「(連戦続く)ここで揉まれてくれれば」と期待する人見は「FWなんで決めるところしっかり決めて貢献したい」と残り試合でもゴールを決めてアピールする。

(取材・文 吉田太郎)
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