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中国リーグの松江シティFC新監督に田中孝司氏が就任

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 島根県松江市を中心に活動する中国リーグの松江シティFCが29日、新監督に元U-20代表監督の田中孝司(たなか・こうじ)氏が就任すると発表した。

 1955年、埼玉県生まれの田中氏は、現役時代は日本リーグの日本鋼管(NKK)でプレーし、日本代表の経験も持つ。現役引退後はNKKのコーチを経て、中田英寿、山田暢久らを擁した95年U-20代表を率いて、同年のワールドユース(現U-20W杯)でベスト8に導いた。

 その後、名古屋と湘南でJクラブの指揮も執り、03年から05年までは仙台のゼネラルマネジャーも務めている。13年はJFA公認S級コーチ養成講習会インストラクターを務め、14年にはベトナムプロフットボールリーグ組織委員長に就任。15年はスカパー! のJリーグ解説などで活動していた。

 16年のJFL昇格を目指していた松江シティFCは、15年の中国リーグを無敗で制して連覇を達成したものの、地域リーグ決勝大会は14年に続いて1次ラウンドで敗退。片山博義監督が退任し、2020年までのJ3昇格というクラブ目標を見据えて、Jリーグの監督経験者を中心に人選を進めていた。

 松江シティFCは15年の中国リーグ得点王のFW谷尾昂也、DF山内智裕など主力選手の退団が決まっている。16年のJFL再挑戦に向けて田中新監督の下、どのようなチームづくりが進められるのか注目される。

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