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[MOM1648]聖和学園FW谷田光(3年)_復活のエースが「感謝」の2発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 聖和学園高7-1野洲高 ニッパツ]

 鮮やかな復活劇だった。8月の練習試合で左足中足骨を骨折した聖和学園高(宮城)のFW谷田光(3年)が約4か月ぶりのスタメンでいきなりの2得点。野洲高(滋賀)との“セクシー対決”を7-1で制す原動力となった。

「久しぶりのスタメンで心配もあったけど、2点取れて自分の中で乗ることができた」。前半13分、左サイドからドリブルで切れ込み、「何も考えずに打ったら良いコースに行った」という豪快な左足シュートで先制点。2-0とした直後の前半18分にもMF高橋勇太(3年)の浮き球のパスから最終ラインの背後を取り、GKとの1対1を落ち着いて制した。

「県予選は10分ぐらいしか出てないし、何もできなかった。仲間のおかげで全国の舞台に来れたし、全国では自分が活躍しないといけないという気持ちがあった。この4か月、親や監督、仲間たちに助けられてきた感謝がある。全国大会の初戦で自分が活躍して勝てたことはうれしい」

 前半を3-0で折り返すと、後半も次々とゴールを重ねた聖和学園。終わってみれば7-1という大差が付いたが、「ドリブルや個人技は野洲もすごかった。テクニックで勝ったのかどうかは分からないけど、試合として勝てたので良かった」と、技と技の戦いを制しての勝利に喜びをかみ締めた。

 加見成司監督は谷田の先発起用について「今日の朝、『最初から行くか、途中から行くか、自分で決めろ』と言った。これまでフルでやっていなかったし、『最初から行けるところまで行きたい』と」と説明。結局、運動量が落ちた後半31分に交代したが、背番号10の“先制パンチ”が試合の行方を大きく左右した。

「痛みはまだあるけど、向き合いながらやらないと。この大会が最後なので、倒れてもやるしかない」と覚悟を口にする谷田。中1日の1月2日には青森山田高(青森)との2回戦が待っている。過去出場した2大会はいずれも2回戦で敗れている聖和学園。“3度目の正直”で初のベスト16入りを目指す。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)

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