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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.78]市立船橋FW矢村健(3年)_半袖の小兵が前線をかき回す

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[1.2 全国高校選手権2回戦 米子北高0-3市立船橋高 フクアリ]

 3-6-1のシステムを採用した市立船橋高(千葉)の最前線に位置したのは、身長167cmと決して大きくはないFW矢村健(3年)だった。

「自分には足元もないし、だれよりも走って、だれよりもガムシャラにやってチームに貢献しないといけない」。DFラインの背後に飛び出し、相手の守備陣をかく乱すれば、守備では最前線から猛然とプレッシャーをかけた。

 1-0の前半37分、ロングボールからゴール前に抜け出し、左足でシュートを打ったが、惜しくもGKがセーブ。後半3分には相手陣内のゴールライン際までプレスをかけてボールを奪い、FW高宇洋(2年)のシュートを演出した。

 積極果敢なプレーが得点につながったのは後半16分。ドリブルでPA内左に進入すると、縦に仕掛けて深い位置までえぐった。

「最初は自分で(シュートを)打とうと思ったけど、角度がなくなったので、中をのぞいたら(工藤)友暉がいた」。とっさに右足を伸ばし、アウトサイドでマイナスのクロス。これをMF工藤友暉(3年)が左足で蹴り込み、追加点が生まれた。

 3得点中、2得点をセットプレーから奪った市立船橋。工藤という絶対的なキッカーを擁し、プレースキックは大きな武器だが、小柄な体で前線をかき回す矢村の存在も大きい。3日の3回戦は、夏の全国総体決勝で敗れた東福岡高(福岡)との再戦だ。半袖の背番号12は「インハイで負けた借りを返さないといけない。勝つことしか考えてない」と熱く意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そしてゲキサカでは、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画「全国のつくしを探せ!」を展開中! 各地の高校世代のゲームの中から、つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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