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[選手権]青森山田の仙台入りCB常田は無失点勝利、磐田内定FW小川との対戦へ「まずエースに仕事させないこと」

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[1.2 全国高校選手権2回戦 青森山田高 5-0 聖和学園高 等々力]

「ゼロで行くということ言われていたのでそれができて良かったと思います」。青森山田高のU-18日本代表候補CB常田克人(3年、仙台内定)は今大会2試合目で成し遂げた無失点勝利を素直に喜んだ。

 中央からドリブル、ショートパスで仕掛けてくる聖和学園高の攻撃に対して最終ラインも声をかけながら“ゴールを隠す守り”をやり通した。連動してプレッシャーをかけ、相手に人、ボールを動かされても乱されることなくシュートコースを遮り続けた。そして被シュート4本で完封勝利。ジワリジワリと攻めてくる相手に最後まで集中を切らさずに守り切った。「コーチングがお互いにできていて、マークの受け渡しもできたので良かったと思います。まず“ゴール隠して守備すること”を指示されていたのでそれができたことは良かったと思います」。

 自身のパフォーマンスも充実してきている。その中で迎える3回戦はU-18日本代表FW小川航基らを擁する桐光学園高だ。仙台へ進む常田同様に小川はJ1クラブである磐田へ進むことが決まっている。試合はもちろん、個人としても相手のエースにゴールを許す訳にはいかない。

「同じプロへ行く選手なので負けられないのはあるので、まずエースに仕事させないことを目標に無失点でいきたい」。目標の全国制覇を果たすため、次のステージでのライバルを封じ、チームメートたちとともに強敵を乗り越える。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 吉田太郎)
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