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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.81]國學院久我山高FW澁谷雅也(2年)_突貫小僧が待望初ゴール

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[1.2 全国高校選手権2回戦 國學院久我山2-2(PK3-1)明秀日立 味フィ西]

 背番号10のプレッシャーがのしかかっていた。FW澁谷雅也(2年)は今大会、予選を含め、1回戦までノーゴールが続いていた。「チームに迷惑をかけた」。3年連続の全国の舞台に進んだ國學院久我山高(東京A)にあって、163cmのエースは全国大会に入っても波に乗り切れずにいた。

「10番は昨年の2月から付けています。でもプレッシャーに負けることが多くて苦しんだことも多かったです」

 だが、年が明けた2016年初戦、前半から持ち味のキレのあるドリブルで幾度となくチャンスを作ると、後半21分には左サイドからスタンドを沸かせるドリブル突破を披露。そしてついに同22分、MF名倉巧からの縦パスをミドルレンジで受けると、迷わず右足を一閃。待望の今大会初ゴールがゴールネットに収まった。

「うまく当てるこことができました。GKが前に出ていたので、シュートを打ったら何か起きるだろうと思って打ちました。ここで決めて、少しでも楽になればいいなと思っていました。点を取ることによって思い切ったプレーが出せるようになると思います」

 最大の武器であるドリブル突破は生きる道を見出した結果だ。中学時代はゴール前でボールを待って勝負するタイプだったが、高校に入ると、考えるプレーを要求されることが多くなった。そこで改めて自らと向き合った時、導き出されたのがドリブルだった。

 さらに自信を深めるためには、やはり「結果」が欲しかった。「全国で恥じないプレーがしたい」。一歩ずつ着実に。突貫小僧に待望の「結果」が一つ、上乗せされた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 児玉幸洋)

 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そしてゲキサカでは、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画「全国のつくしを探せ!」を展開中! 各地の高校世代のゲームの中から、つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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【特設】高校選手権2015
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」特設ページ

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