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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.88]星稜MF根来悠太(3年)_仲間に感謝、そして信じる

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[1.5 全国高校選手権 星稜3-0明徳義塾 駒沢]

 仲間を信じた結果だった。前半28分、MF根来悠太(3年)はMF大橋滉平(3年)からボールが来ると信じて、エリア内に走り込む。狙い通りボールが供給されると、相手DF濱口俊介(2年)のファウルを誘発。「ああいうパターンはずっと練習している。絶対来るなと思った」。ファウルになった場面はあまり覚えていないと話した根来だが、一連の動きを誇った。

 感謝の思いを持ちながら、高校最後の全国大会をプレーしている。根来は今夏、股関節を痛めてしまい、1か月近くサッカーから離れる日々を過ごしていた。9月初頭にようやく復帰したが、11月の選手権予選になってもコンディションは整わず、スタメンを外れていた。しかし本大会に入ると、3試合連続の先発出場。「仲間が県大会を勝ってくれた。チャンスをくれたので、全国大会は活躍するという強い気持ちを持っています」。大会初ゴールを挙げたことで、満足するわけにはいかない。

「夏の総体で履正社に0-3で負けた時にすべてにおいて甘いと思った。弱気なプレーが多かったので、強気で行こうと思った。自分はボールを持った時に仕掛けることを常に意識している。シュートは自信があるので、シュートの本数を増やしていけば入ると思う。積極的に打って行きたい」

 準決勝の相手は東福岡高に決まった。相手のベンチ入りメンバーには、石川県出身で中学時代にともに石川県の選抜チームでプレーした経験を持つMF坂口真心(3年)がいる。今でも普段から連絡を取り合う仲で、大会前から「準決勝まで勝ち上がれば当たるね」と話していたという。「ライバルとして負けたくない」。輝かせる目の奥に、しっかりと炎が見えた。


『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
そしてゲキサカでは、柄本つくしのように、"泥臭くチームのために献身的に走る"全国のサッカープレイヤーを応援していく企画「全国のつくしを探せ!」を展開中! 各地の高校世代のゲームの中から、つくしに負けない"熱さ"を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の"つくし"はキミかもしれないぞ!!

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【特設】高校選手権2015
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」特設ページ

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