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長谷部、アメリカ行きも視野 「あと数年はブンデスで、それからは…」

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 フランクフルトMF長谷部誠が、9日のドイツ『アルゲマイネ・ツァイトゥング』で将来に言及している。日本での引退を「理想的」としつつ、アメリカ挑戦を視野に入れていると明かした。

 クラブのブルーノ・ヒュブナーSD(スポーツディレクター)は、今季までとなっている長谷部の契約の延長を目指している。長谷部自身も好感触であることを明かした。

「残りたいと思っています。フランクフルトではすべてに関して非常に満足していますからね。街やファン、クラブも素晴らしいです。まだ決まってはいないですが、何度か良い話し合いをしています」

 18日に32歳になる長谷部は、まだブンデスリーガでの冒険を続ける考えだ。だが、キャリアの終わりについて問われると、MLSで晩年を過ごす考えをほのめかしている。

「(キャリアの晩年については)まだ遠く感じますね。体の調子が良いので、あと数年はブンデスリーガでやっていきたいです。それから1、2シーズンほどアメリカで過ごすことが想像できますね」

「アメリカでキャリアを終える? それは分からないです。もちろん、日本で現役最後を迎えるのが理想的ですけどね」

 今季前半戦でアルミン・フェー監督に休養を与えられたことについては、指揮官に感謝している。

「それに関しては監督にはすごく感謝しています。特にメンタルがかなり疲れていましたからね。それ以降、調子を取り戻すことができました。以前の“マコト”になりつつあります」

 勝ち点17の14位で前半戦を終えたフランクフルト。長谷部は補強したチームが後半戦で巻き返せると信じている。

「強力な新戦力(カーン・アイハン、マルコ・ファビアン、サボルチュ・フスティ)が加わりましたからね。すぐに彼らはチームに新しい空気を吹き込んでくれました。だから、もっと良い結果を出せると感じています」

 UAEのアブダビでのテストマッチでは、右SBとボランチを交互にこなした長谷部。ポジションの切り替えについては、次のように述べている。

「みなさんが知ってのとおり、居心地は中盤の方が良いです。でも、僕はフレキシブルですし、どこの位置でも良いパフォーマンスを見せなければいけません。クオリティーを示すのが僕の仕事ですから。それがどこであっても関係ありません」

 フランクフルトを去ってスペインに渡ったMF乾貴士にも言及した。

「よくメールを送り合っていますよ。まだ出場機会が足りないようで、フランクフルトが恋しいとも言っていますけど、スペインでは楽しくやっているようです」


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