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チェルシーの補強が難しい理由は… ヒディンク:「将来を約束できない」

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 チェルシーの今冬の補強には、普段にはない難しさがある。フース・ヒディンク監督が認めている。

 チェルシーには厳しい冬だ。現在、プレミアリーグで14位。降格圏とは勝ち点6差しか開いていない。

 いつもなら派手に移籍市場をにぎわすチェルシーだが、今回はそう簡単にはいかない。勧誘にあたって、選手たちに来季以降の気前の良い約束ができないからだ。

 チャンピオンズリーグ出場権獲得はかなりハードルが高く、ヨーロッパリーグに出られるかも分からない。声をかける選手たちは、プレミアリーグ残留が確実であるかも分からないと考えるかもしれない。会見でそう質問されたヒディンク監督は、こう答えている。

「そうだ。それが非常に現実的な見方であり、チェルシーはそれに対処しなければならない」

「それに新しい環境になったなら、新しいスタッフや監督のことも影響するだろう。そういう疑問符がチェルシーでも浮かんでいるし、やって来るかもしれない選手たちにも、同じことが言えるだろう。それがチェルシーの現在の実情だ」

 それだけに、ヒディンク監督は若手を起用しながら成長させたいとの意向も語っている。FWロメル・ルカクを、なぜエバートンに売ってしまったのか分からないとぼやきながら…。

 チェルシーは16日、そのルカクが好調を維持しているエバートンをホームで迎え撃つ。


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