マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が解任され、ライアン・ギグス氏が新監督に就任することになったとすれば、アレックス・ファーガソン氏がサポート役として現場復帰を果たすこともあり得るのかもしれない。イギリス『ミラー』が見通しを伝えている。

　ユナイテッドに数々の栄光をもたらしたファーガソン氏が2013年に勇退して以来、クラブは厳しい時期を過ごし続けている。後任監督となったデイビッド・モイーズ氏は就任1年を待たずして解任され、ギグス氏が選手兼監督としてシーズン最後の4試合を率いた。

　2014年にチームを引き継いだファン・ハール現監督は、1年でのチャンピオンズリーグ(CL)復帰という目標こそ達成したものの、タイトル挑戦を期待された2年目に上積みはできず。CLではグループステージ敗退に終わり、プレミアリーグでも前節終了時点で6位と振るわない。

　17日に行われる第22節リバプール戦の結果次第では、ファン・ハール監督の置かれた立場はさらに厳しいものとなってくるかもしれない。もし解任となり、今季残り期間の指揮が現アシスタントコーチのギグス氏に委ねられたとすれば、ファーガソン氏に協力を求める可能性もあると見られている。

　ファーガソン氏にベンチ入りの意思はないとしても、現場でのアドバイザーとしてギグス氏をサポートする役割を受け入れることはあり得るのではないかとの見方だ。苦境のユナイテッドを立て直すため、74歳となったかつての名将が一肌脱ぐことになるのだろうか。

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