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五輪予選メンバー外の悔しさ…横浜FM新加入MF前田「数字にこだわりたい」

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 横浜F・マリノスに新加入したMF前田直輝が、リオデジャネイロ五輪への強い思いを語った。

 複雑な心境だった。22日に行われたリオデジャネイロ五輪アジア最終予選の準々決勝イラン戦。負ければ五輪への道が断たれるという大一番を前田はテレビの前で見守った。年末の石垣島合宿まで共にしたメンバーが、遠くカタールの地で奮闘する姿。「純粋に応援している」と話すも、「あそこの舞台に立ちたいという強い気持ちがある」と悔しさを隠すことはない。

 ただその悔しさが今は活力になっている。「まずは次勝ってもらわないと」とエールを送った前田は、「必ずリオ五輪のメンバーに入りたいと思ったからマリノスの一員になった」と明言。「例えば半年後にチーム得点王になっていれば、呼ばざるを得なくなると思う。数字にこだわりたい」と力強く話した。

 背番号は25に決まった。「このチームの背番号25は特別な重みがあることは理解しているつもり。もっと一人前になれると思って付けさせてもらった」。自分自身に与えたプレッシャー。21歳前田は2016年を勝負の年と位置付けている。

(取材・文 児玉幸洋)
※名鑑データは2015年シーズンのものです。最新のものは2月上旬のJリーグ正式発表までしばらくお待ちください。

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