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明暗分けた退場…D・コスタの決勝点でチェルシーがダービー戦制す! アーセナルは3位転落

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[1.24 プレミアリーグ第23節 アーセナル0-1チェルシー]

 プレミアリーグは24日に第23節の2試合を行った。エミレーツ・スタジアムではアーセナルチェルシーのビッグロンドン・ダービーが行われ、FWジエゴ・コスタの決勝点でチェルシーが1-0で勝利した。

 試合は前半18分に大きく動いた。チェルシーは自陣でボールを奪い、MFウィリアンがドリブルで攻め上がってハーフウェイライン付近からスルーパス。左に開いて絶妙なタイミングでD・コスタが抜け出すが、後方からDFペア・メルテザッカーにスライディングで倒されてしまう。このプレーで決定機を阻止したメルテザッカーにレッドカードが提示され、チェルシーが数的優位に立った。

 アーセナルは直後にFWオリビエ・ジルを下げてDFガブリエル・パウリスタを投入。まずは守備を落ち着かせたかったが、前半23分に失点してしまう。チェルシーはMFネマニャ・マティッチがPA左から折り返したボールは逆サイドまで流れたが、右サイドでこれを拾ったDFブラニスラフ・イバノビッチが低い弾道のクロスを入れる。ニアに勢いよく飛び込んだD・コスタが泥臭く右足で押し込み、先手を取った。

 10人で戦うアーセナルはチェルシーの裏を狙った攻撃を見せるがあと一歩が合わず、決定的な場面を作ることができない。アディショナルタイム2分には、MFアーロン・ラムジーがPA左手前でキープして上げたクロスにMFマシュー・フラミニが飛び込み、ジャンピングボレーもゴール上に外れ、前半のうちに同点とすることはできなかった。

 後半に入っても1人少ない状況を感じさせないアーセナル。12分にFWアレクシス・サンチェスを投入し、さらに攻勢を強めたが、17分にエジルのFKからの混戦を押し込めないなど、いい流れの中で得点を挙げることができない。一方でチェルシーは後半21分、先制点を挙げたD・コスタが右足の腿裏を痛め、FWロイク・レミーとの負傷交代。32分にはMFエデン・アザールを投入するも流れは変えることができない。

 試合はアーセナルの押せ押せの展開。しかし、チェルシーが最後まで猛攻を耐えしのぎ、そのまま1-0で終了。3試合ぶりの勝利をおさめたチェルシーは、フース・ヒディンク監督体制の無敗をキープした。また、アーセナルはエジルのアーセナル通算100試合目を白星で飾れず、レスター・シティとマンチェスター・シティに抜かれて3位に転落した。


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