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[MOM1694]専修大松戸FW家鋪謙介(2年)_スピード、コンタクトの強さ武器に強豪から2発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.30 千葉県高校新人大会Eブロック準決勝 柏日体高 0-3 専修大松戸高 柏日体高G]

 現2年生の7人が先発を占めていた昨年は、強豪校との対戦で屈するなど結果の出ない一年だった。だが、専修大松戸高は県新人戦ブロック準決勝で、昨年の関東大会予選準優勝校で総体、選手権予選も8強入りしている強豪・柏日体高を撃破。その立て役者は2得点を挙げた10番FW家鋪謙介(2年)だった。
  
 1年時から公式戦出場を続けている家鋪は「スピードには自信があって、1対1だったらどんどん仕掛けていくのが持ち味だと思っています」という武器を発揮。左サイドからの積極的な仕掛けなどで存在感を放つと0-0の前半35分、「抜けそうだなと思って行った」と中央からドリブルで仕掛けて切り返したところをDFに引っ掛けられてPKを獲得する。

 このPKを右足で冷静に流し込んだ10番は右手を突き上げて喜ぶと、前半ラストプレーでもMF菊地紘平(2年)のラストパスを「ウチの強みである中盤が繋いできてくれて、最後自分は入れるだけだったので感謝しています」と右足シュートをゴール左隅へ沈めた。

 スピードを武器に相手を苦しめ、2ゴールを決めたFWは「当たり負けしない方だと思っている。デカイ相手でも下から入っていけば(大丈夫)」とコンタクトにも自信を持っている。突破や抜け出しを狙うシーンでは自分から身体をぶつけて、DFのバランスを崩したり、弾き飛ばすようなシーンが幾度かあった。その迫力ある動きで勝利に貢献。精度の部分で課題もあったが、インパクトある活躍だった。

 FWネイマール(バルセロナ)やFWドウグラス・コスタ(バイエルン)が憧れの存在。動画サイトなどで彼らのプレーを見て学んでいるというエースは今後も重要な局面で試合を決める活躍をして見せる。

(取材・文 吉田太郎)

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